K2さんの雑記
2008-02-01(Fri) [長年日記]■ Code Craft ~エクセレントなコードを書くための実践的技法Code Craft ~エクセレントなコードを書くための実践的技法~(Pete Goodliffe) 読了。週4日、昼休みにちまちま。一ヶ月半かかったよ。 このように時間がかかるほど読み応えあり。まぁ知識ベースで目新しいことというのはあまりなかったのだけど、読むのは自分で考える時間だと考えると、有意義な1ヶ月半だった。 まぁでも、ちょっと記述範囲が広すぎるかな。あまり具体的ではないが、ソースの書き方からはじまって、開発ツール、仕様書、開発プロセス、心構え、コミュニケーションなど、守備範囲は多岐にわたる。私は全体にわたって楽しく読めたが、人によっては、多くの章を飛ばすことになるかもしれない。 コードの作成・開発方法について、体系立った一冊を手元に置いておきたいという場合、非常に価値のある一冊だと思う。 2008-02-03(Sun) [長年日記]■ 新しいヘッドホンSennheiser HD580がびびっている話を前に書いた。 で、家人の許しを得て、新しいヘッドホンを買おうと、ここのところいろいろと画策していた。 HD580は、もう生産中止で、どこでも手に入らない。HD600の廉価版(でも音は同じ)という位置づけで、ドイツ製にしてはコストパフォーマンスが割と高い。 で、はじめは、Sennhaiserの最高位機種のHD650にしようと思っていた。最安値は4万5千円くらい。HD580を買うときは、清水の舞台から飛び降りたつもりで買ったのだが、なんか金銭感覚が麻痺してきたようだ(笑)。 これも前に書いたが、ヘッドホンアンプを買いたいという衝動に、ここ1ヶ月くらい襲われていて、ヘッドホンをやめてヘッドホンアンプを買おうと決める一歩手前くらいまで行ってしまったことがあったのだが、これは今のプリメインアンプをオーバーホールすることで、衝動を抑えることができた。 で、HD650を発注しよーと思っていた矢先、たまたま時間つぶしのために寄った上新電機(京都1番館)で、たまたま聴いたDENONのAH-D5000に、惚れてしまった。なんだろう、音空間に包まれる感覚というか、いったんつけてしまうと、つけたままずっとそのままいたいという感覚。隣に、ATH-W1000とかあるのだが、だんぜんAH-D5000が好き。DENONなんて、ノーマークだったよ。ものの作りもよいし、装着感も文句なし。ケーブルはちょっとしょぼい感じがするけど、HD580のケーブルはさらにしょぼいし。 オーディオテクニカについては、ATH-W5000が上新電機においてあり、このクラスなら、AH-D5000と比較になるなぁと感じるが、こいつは10万円以上するのだ! そこまでAH-D5000がよいと感じてしまった。 ただし、上新電機にはHD650はなく、この両者が聞き比べられない。 京都駅前のビックカメラには、AH-D5000もHD650もあるのだが、試聴できるような感じじゃなく、HD650に来ている音は小さすぎて判断できないし、AH-D5000には音が来ていない。 一方で、AH-D5000の値段を調べていると、42800円で通販してくれるところを見つけた。これは結構いい値段だ。ただし、在庫限定15台となっていた。見積もりを依頼すると、一応まだ在庫はあるらしい。 最後までHD650にするか、AH-D5000にするか迷ったのだが、HD580は壊れてしまったわけではないので、クローズド型のヘッドホンを一つ持っていてもよいだろうということで、AH-D5000の発注メールをさっき出した。 在庫がなくなると、42800円では買えなくて、HD650よりは高い価格でしか買えなくなってしまう。購入できればうれしいなと。 [追記] フジヤエービックさん、もの確保OKというメールが! 後はお金を振り込むだけ。 2008-02-04(Mon) [長年日記]■ プログラミングという行為でしか得られないものってありますか? #成果物や報酬のことではありません - 人力検索はてな
神になること。 まぁ、戯れ言はおいておいて、 10 回答者:yasuho 2008-01-31 12:42:04 CommentsAdd Star プログラムの動かない原因を苦労して調査し、見つけた時の喜び。 原因を推測し、考えられる要因を消去法で狭めていき、最終的に真実を見つけ出す。 この過程はパズルゲームに似ているのですが、どんなパズルより高度で面白いです。 たぶんプログラミングでしか味わえない感覚ではないかと思います。 プログラムを作ることも楽しいのですが、個人的にはこのデバッグ作業の方が好き だったりします(笑) この人の意見には同感だなー。 「自分の全Capacityをもって、極限状態で、答えを出す」という経験は、他の何物でも得られない。 数学の問題を解く行為で、近い感覚は得られるが、自分が答えを出さないと破滅するという極限状態には、追い込まれることは少ないからね。 この仕事を選んで、この感覚が楽しくない人は、たぶん向いていないのだと思う。 2008-02-06(Wed) [長年日記]■ [本]SIMDSIMDについて調査する必要があって、本を一冊購入。ところで、SIMDの本ってないよねー。 アセンブラ画像処理プログラミング―SIMDによる処理の高速化(北山 洋幸/中田 潤也) 今日届いたので、本を開いてはじめにを読むと、いきなり はるか昔の話しになり…… 嗚呼、もうがっくり。読む気が失せる…… ちゃんと編集入っていてもこれだもんな。 出版社は、(株)カットシステム。 気を取り直して、はじめにを読み進める…… が、なんかだんだん不安になってくる。
などなど。うーん。正直なのもいいけどなー、プロの仕事じゃないよな。 そこはかとなく不安。無駄金にならなければよいが。 第1章。
とあって、もういきなりコードだよ! あまりにスパルタン。環境の説明も、アセンブラの前提も、何もなしかよ。 ここまでは、生涯読んだ中でも最悪の本のうちの一冊になる。開発環境についての説明がないか探し回るが、今のところ見つけられていない。 CD-ROMがついているが、内容の説明はなし。目次の中にC++Builderの文字が見えるので、C++Builderを使うのか? これは酷い戦いになりそうだ。 [追記] でも逆に言えば、不要なことは書いていない内容の深い本とも言えるかも。 前半はグラフィックス処理をアセンブラで書くにはどうするか、後半1/3から1/4ほど、SIMDの説明になっている。 まぁ急がば回れとも言うし、コードを読み解きながら、ゆっくり旅してみようと思う。 [追記2] 本が悪いわけではなく、私の能力不足で、太刀打ちできない。 まずは、インテルの日本語技術資料のダウンロードからダウンロードした資料で、勉強するところから始めないと無理みたい。日本語の資料があるのは、大助かり。 IA-32アーキテクチャや、アセンブラの基礎的なところは、本書はサポートしていないようなのだが、その部分の知識がないと、この本は役に立たないようだ。 やはり長期戦は避けられない。 2008-02-08(Fri) [長年日記]■ livedoor Reader 開発日誌 : オープンソース版のRSSリーダーを公開 - livedoor Blog(ブログ)すごいっ! オープンソースで公開とはやりますねー。 BTSをRSSで拾いたいと思っていたのだけど、いいRSSリーダがなくて。というか、Livedoor Reader使ってたら、他のRSSリーダは使えない体になってしまう。 ただ、家と職場で共通のRSSリーダが使えるのが大きなメリットなので、ローカルにセットアップしたRSSリーダですべて兼ねてしまうのは難しい。で、BTS一つだけに対して、RSSリーダで読むのもあまり意味がない。 もうちょっとイントラネット内に、いろいろなRSSが使えるサービスがあれば使えるのだけど、たいていRSSなんてどこも公開していないので、相変わらずWebで巡回することが必要だな〜。 何はともあれ、Fastladderのオープンソース化はめでたいことです。GJ。 ■ 404 File not found : 株式会社サクラクレパスフォームイレーザー、消えすぎ(笑)。 2008-02-09(Sat) [長年日記]■ あっという間に雪景色昼前から雪が降り出して、あっという間につもってしまった。 自転車で外出しようと思っていたが、雪が降り出して、車で行こうかと考えたが、積もりだしたので、外出自体をやめてしまった。 嫁と娘は雪大好きなので、近くのスーパーまでお買い物&遊び。 私は家でおとなしくしておきます…… ■ マタイ受難曲 レオンハルト版例の本で、一押し番になっていたので、購入。 カール・リヒターの旧番で聴き込んで来たのだが、他の演奏、特に最近の古典楽器を使ったものに興味があったのだが、例の本にはCDカタログがついていて、簡単な解説があったので、ちょうどよかった。 で、今日の暇を使って、第1部だけ聴いたのだが、私はこっちの方が好き。カール・リヒターのに比べて、ものすごく淡泊なのだが、細かいニュアンスまで配慮が行き届いていて、音楽が生き生きしている。 ソプラノの代わりにボーイソプラノが用いられているのだが、このボーイソプラノソリストがすごい。子供にしてなんという表現力! アルト(結局カウンターテナーなのだが……)に比べても、内面の深みで負けていない。これには驚いた。 ストイックな中に表現を込めた方がよく伝わると、前々から思っていたのだが、この演奏を聴いて、さらに深くそう思った。 2008-02-10(Sun) [長年日記]■ とうとう光昨年からやっているECC英会話教室のウェブレッスンを新たに今年から受けることにした。ウェブレッスンの回線チェックを昨日行ってもらったら、上りが遅く、音声が結構とぎれるらしい。先生との一対一のレッスンならなんとかなるけど、グループレッスンは少ししんどいと言われた。 で、とうとう光回線を引くことにした。 といっても、マンションタイプなもんで、管理室から家まではVSDLの電話回線になるのだけれど。 電話まで光にすれば、トータルで安くなることは知っていたが、今まで、必要性を感じなかったもので、面倒さからADSLの1.5Mでずっとやってきた。 回線は3月くらいには引かれるだろう。配線のやり直しが面倒だなあ。 2008-02-11(Mon) [長年日記]■ オッコ・カムのシベリウス交響曲第2番大学に合格し、京都で一人暮らしをはじめたとき、なぜかクラシックを聴かなきゃと思った。もう当時のことはあまり覚えていないが、なぜそう思ったのかさえも忘れてしまった。 大学の生協のレコード屋に、とりあえずクラシックのレコードを買いに行った。当時クラシックに関して全く何の知識も持っていなくて、なぜこの一枚を選ぶことになったのかわからないが、なぜか選んでしまった一枚。 ベルリンフィルをオッコ・カムが振った、シベリウスの第2番。ジャケットに、オッコ・カムの相貌のドアップが印刷してあったのを覚えている。 このレコードが、私とクラシックの出会いと言うことになるのだが、偶然のなせる技か、とにかく気に入ってしまった。本当にすり切れるほど聴いたという表現がぴったり当てはまる。 特に3楽章から4楽章にアタッカで入り、4楽章の第1主題が現れるところは、恍惚となってしまうほどすばらしかった。この体験があったから、その後クラシックをいろいろと聴いていくことになる。 クラシックのレコードを買ったのは、その一枚のみとなった。その後CDプレーヤを買い、クラシックはすべてFMのエアチェックとCDで買いそろえた。 レコードを聴く設備を維持することも出来なくなったので、このレコードは聴かなくなってしまった。CDで、シベリウスの第2を何枚か買ったが、どうにも、このレコードの感覚を取り戻すことができない。あの第4楽章の疾走感が再現できないのだ。 長くこのことを忘れていたのだが、ある時インターネット上の掲示板に、オッコ・カムとベルリンフィルの第2がよかったと書いたら、「CDで再販されているよ」とどなたかが書いてくれた。 びっくりして、たった1000円払って買ったのが、上記のリンク先のCD。昔の恋人のような音楽を聴いてみると、やはり私の中でかなり美化されているのか、あのときの原体験はよみがえってこなかった。しかし、第4楽章の疾走感はちゃんとある。シベリウス第2の一番の好演に挙げたい。 ところで、上記リンク先のCDは、もう絶版のようだ。 今はこっち。 ところが、こっちには、オッコ・カムとヘルシンキフィルのカレリア組曲がカップリングされている。これも是非聴いてみたい。一応、お気に入りに入れておこう。 ヘルシンキフィルが来日した際に、生のオッコ・カムの演奏を聴いたのだが、ベルリンフィルとの演奏に比べると、非常に淡泊な演奏で、なんかちょっと肩すかしだったのが残念だった。でもよい演奏だったのだが。 今回調べた情報の中では、オッコ・カム・ベルリンフィルの組み合わせは、実はシベリウスの第1から第3の録音があるというのがあり、もしCDがあればぜひ聴いてみたいと思った。 この記事書いていて、なんかもしかして昔同じようなこと書いてないか、と思いだして、検索してみたら、2年ほど前にやはり書いていた。しかし、この日記はある事情から封印されていた。今回封印する理由もほとんどなくなったので、復活させてみた。今回の文章は同じような記事になってしまったのだが、まぁご容赦を。 2008-02-12(Tue) [長年日記]■ 高級ヘッドフォンに合うCDプレーヤ卓上のCDプレーヤで、スピーカが鳴らせなくてもよいから、ヘッドフォンをちゃんと鳴らせるCDプレーヤってないの? マランツがよいという話も聞くけど、コンパクトなCDプレーヤはないし。 今の住環境を考えると、CDプレーヤとヘッドフォンだけでピュアオーディオをやる人も、結構多いと思うんだけど…… いろいろ調べるが、一つもなし。 会社を作って、製品を開発したいくらいだよ。 2008-02-15(Fri) [長年日記]■ 不完全性定理不完全性定理―数学的体系のあゆみ (ちくま学芸文庫)(野崎 昭弘)。 お昼休み読書タイム7日間で読みましたが、論理的には歯が立ちませんでした。 でも、超数学という学問があることや、不完全性定理の意味などは、なんとなくわかったような気がします。 自分の限界を意識しながら読んだ本でした。
大事ですね。納得のレベルが、人によりだいぶ違うように思いますが、少なくても自分が納得しているかどうかを判断しないで、真偽の結果を受け容れてしまうことだけは避けなければならないと思います。 次からは、久しぶりに物語を読みます。楽しみです。 2008-02-17(Sun) [長年日記]■ CDプレーヤに関する思索小型のCDプレーヤにヘッドホンをつないで、音楽を聴きたい。そんな話を以前書いた。ポータブルなCDプレーヤやCDラジカセよりはいい音を楽しみたい。だから、フルのコンポじゃなく、小型のCDプレーヤで、ヘッドホン端子があるものがないか調べ回ったが、これがない。 私はCECのCD3300のヘッドホン端子で満足してしまうくらいの耳しか持っていない。なので、CDプレーヤにヘッドホン端子がついていれば、それで十分だと思うのだが、残念だ。 たとえば、ONKYOのC-701A(S)にヘッドホン端子がついていれば、これでいいやと思ってしまうだろうが、ついていない。仕方がないので、じゃぁこれにヘッドホンアンプをつけるしかないのか。 コンパクトにまとめたいから、ヘッドホンアンプは、ACアダプタで給電するタイプじゃない方がよいのだが、安いものではこれがまたない。たとえば、オーディオテクニカのAT-HA20で不満はたぶん感じないだろうと思うのだが、噂によるとACアダプタがひどいものだと聞く。ひどいの内容はよくわからないのだが、たぶん大きいとかいうことなんだと思う。 高いヘッドホンがたくさん開発されるようになっているのだから、ヘッドホンアンプの必要のないCDプレーヤに需要はあると見るのだが、そういうものが出てこないものか、とこないだはぼやいたわけだ。 C-701A(S)とAT-HA20を買おうかと思案している今日この頃。 ■ TU-882を購入で、結局、1ヶ月前に購入を検討していたヘッドホンアンプの購入を、もう一度検討するはめになった。 AT-HA20を1万円そこそこで買おうかと思ったけど、ACアダプタの問題や、結構安っぽそうな持つ喜びを感じそうにないことを理由に躊躇。 CDプレーヤの上にくくりつけて一緒にして使おうかと思っているので、あまり大きなものもどうかと思う。 前にヘッドホンアンプを検討していたときには、ValveX SEなどの真空管アンプにも魅力を感じていたけど、大きさと値段で、今回は検討できず。 いろいろ調べ回っていたときに、エレキットの自作のシリーズに、真空管ヘッドホンアンプのTU-882というのがあるのを知っていた。3万円くらいなので、値段もまぁまぁ手頃。高いと言えば高いのだけど、娘に電子回路の組み立てを見せる(というかやらせろとせがまれるのは見え見え)のもいい経験になるだろうと、発注した。昨年の11月に発売されて500台の限定らしいので、売り切れている店も結構あったが、無事購入。 来週の休みに手に出来ていれば、組み立てレポートが書けるかな。 探した中で、写真が豊富な組み立てレポートはここ→「真空管アンプとか、作ってみた - Archiva」 ■ AH-D5000ここで書いた新しいヘッドホンのDENONのAH-D5000だが、エージングもいい感じに進んだので一言書いておこうと思う。 買ってきた最初、「うわ、これは失敗した」という音が出ている。全体的になんかぼわっとした感じで、空間分解能もいまいち。店で聞き惚れた低音は、出ていることは出ているが、なんかあまり気持ちいい感じがしない。 HD580に替えてみて、生き返った感じがするくらいだったので、かなり変な音だったんだろう。これエージングしてなんとかなるようになるのかと、かなり心配だったのだが…… 約30時間ほどエージングしてみると、聴いた瞬間から「お、これは最初と全然違う」と感じる。特に低音がちゃんと鳴るのがよい。HD580でも、音は出ているのだが、空間分解能と周波数分解能が低いような感じで、たとえばBill Evans TrioのExplorationsでのScott LaFaroのベースが、鳴っているけどメロディラインがよくわからないという感じで、実はあまりちゃんと聴けていなかったことに改めて気づいた。AH-D5000でこれを聴くと、ベースの一音一音がはっきりわかり、何をやっているのかよくわかる。 また、演奏の周りの空気感がよく伝わってくる。たとえば、同じBill Evans TrioのWaltz For Debbyでは、Village Vanguardの雰囲気みたいなのが、低い音の中に感じられる。これがずっとつけていたい感覚を醸し出すのだろう。 ただ、側圧に関しては、かなり低い部類のヘッドホンだとは思うのだが、HD580に比べて長時間つけているのはちょっとつらい。HD580は、もともと側圧の高いヘッドホンとして有名だが、これはちょっと細工(無理矢理曲げる(笑))してやると、付け心地最高のヘッドホンになる。オープンエアー型であることも手伝って、本当につけていないような感覚のヘッドホンになるので、一日つけっぱなしでいても、全く問題ない。AH-D5000には、さすがにここまでは求めることはできなさそう。 ケーブルは、太さはいいのだが、ちょっと硬くて取り回しに困る。ゼンハイザーのヘッドホンは、ケーブルの付け外しが可能だったのだが、これは無理なので、交換するのも難しそうだ。ただし、太さは十分なので、これで音が悪くなるという心配はないだろう。 AH-D5000は全体的な素直な周波数特性を持った聞きやすいヘッドホンとの定評があるが、その通り。そして低域の鳴らし方は最高で、ライブものなどでは演奏場の雰囲気までよく伝わる。音楽のジャンルは選ばない。クラシックからポップスまでなんでもOKだろう。 安くで手に入ったし、いい買い物だったと思う。 ■ 箱本第3弾?実践 自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャー・インスティチュート・ジャパン監修) 私の生き方を変えるくらいインパクトのあった本が、 自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャー インスティチュート/金森 重樹/冨永 星) だったのだけど、そのシリーズの三冊目か。実践編か。 確かに、この箱シリーズの方法を実践するのは難しいと思うのだが、さて、買うかどうか。ちょっと悩み中。まぁまだ発売されてないし。 2008-02-20(Wed) [長年日記]■ SR-G8000の電池は超長持ちSIIのSR-G8000を昨年11月のドイツ行きの前に買った。 SEIKO IC DICTIONARY SR-G8000 電子辞書 37コンテンツ収録音声対応ビジネス英語モデル シルカカード対応 こいつの電池は充電式なのだが、昨日とうとう2回目の充電を行った。 3ヶ月は優に保つ。CASIOのデジカメと言い、低消費電力技術はすばらしいものがありますね。 なお、この電子辞書については、ここでは全く書いてなかったみたいだけど、すごく気に入ってます。いつも持ち歩いています。一日に一回以上は平均して使います。液晶は見やすいし、キーボードは押しやすい。 よい買い物をしました。 ■ 価格.comプロダクトアワード2007
おお。自分が買ったのが一位になるのは、ちょっとうれしいかも。 書いてなかったけど、CDプレーヤは、結局C-705FX(S)を選択しました。今週末には、全部つなげて聴けるでしょう。 ■ ATH-W5000今日も少し時間があったので、上新のヘッドホンコーナーにふらっと寄ってしまった。 ATH-W5000はいいねー。最初から高すぎて、考慮に入れてなかったのだが、このヘッドホンはすばらしい。品のいい音がする。これに比べるとAH-D5000(なぜこんなに型番が似ているの?)は、低音が少し出過ぎて、ちょっぴり下品。でも、この2つのヘッドホンは傑出している。HD650が一緒に聴けないのが残念。 2008-02-22(Fri) [長年日記]■ SR-G8000
ああ、本当にうれしい、涙のちょちょぎれるお言葉…… でも、この電子辞書を選ぶのは、ほんと時間がなかったので、ほとんどリサーチをしていないのですよ。 フライトの1週間ほど前にビックカメラで実物をざっと眺めて、キーボードが押しやすそうで、イヤホンを使わなくてよくて、ややこしいそうなものがついてなくて、後は直感。で、ビックカメラでは買わず、家に帰ってAmazonで発注。 今考えると、少し高いですがG10000の方がよかったかなとか、G8000は中国語辞書が入っているのですが、現地(ドイツ)に行ってみると、思ったよりドイツ語辞書が欲しくなって、最初からドイツ語辞書を内蔵してあるやつがよかったかなとか。まぁドイツ語辞書はシルカカードを買えば良さそうなのですが。 キーボードの質感は、ざっとさわったところでは、SIIのこのシリーズが一番よかったというか、これくらいしかまともなものがなくて。 液晶も見やすいですよ。 若干UIにいやなところがあります。1つのボタンに2つの辞書が割り当てられているのですが、これがトグルになっています。たとえば英和と和英が一つのボタンに割り当てられていて、ボタンを押すたびに交互に切り替わります。これがくせ者で、英和を使いたいと思って、このボタンを押すと、押す前の状態によって、英和になったり和英になったりします。そのため、目的の辞書を一発で呼び出すことができません。 気になるところはそのくらいですか。後は総じて気に入ってます。 2008-02-23(Sat) [長年日記]■ TU-882組み立て■ テスタ使わないかもしれないけど。中学校の時に購入した、生涯2台目のテスタ。今でも電池が保っていました。 ■ 部品チェック部品リストに従ってチェック。結構部品が多くて、時間がかかりました。まぁゆっくり丁寧に行きましょう。 ■ 基板を折る手で折って、4つに分けます。簡単に折れます。 ■ 基板A部品搭載高さの低い部品からつけていくのが鉄則。高い部品からつけちゃうと、低い部品の時に、台の上に部品があたらないので、基板と部品の間に隙間が空いてしまう。 抵抗を基板から浮かすようにつけると放熱がいいなんて話もあるが、そんなに気にする必要はなし。部品によっては、基板に密着させることで、基板に熱を逃がす部品もある。 半田付けのこつは、まず基板ランドと部品の足にしっかりこてを当て、ある程度暖める。5秒前後か。その後半田を流し込み、半田を離した後も3〜5秒ほどこてを当てておいて、半田をなじませること。こてをすぐに離すと、芋半田になってしまうことがある。 抵抗は、カラーマーカを読むのが、昔から苦手。でも、一応対応表無しで読める。でも、テスターで抵抗値を確かめて搭載した。もし失敗したら、半田除去の工具を持っていないので、えらいことになる。100点を取らないといけないので、慎重に丁寧に作業を進める。 ■ ジャック基板■ 電源基板でっかいトランスを載せた。でも非常に簡単な電源回路だな。 ■ 基板の合体基板to基板接続に半田付けを使う。別のブログを見て知っていたが、確か大変と書いてあったように思う。が、何も難しいところはなかった。 ■ 時間切れここまででいったん終了。お風呂とご飯タイム。 ■ 電源基板の取り付け電源トランスなどを積んだ基板は、ケースの上側にとりつけ、後からカバーをかぶせる形になる。 ■ 底面にふたインシュレータ(足)は結構りっぱなもの。この辺まで来ると、あら、自作のくせに、かなり質感高いぞと思うようになる。 ■ 前パネルとつまみの取り付け前パネルはアルミ製。質感高いぞ。 ■ 真空管の取り付けたいそうなことではなく、しっかりソケットに差し込むだけ。端子が接触不良しやすいというレポートがいくつかWeb上に上がっており、端子をヤスリで磨いた方がよいという話もあるが、とりあえず何も加工せず差し込む。 ■ 真空管のカバーを取り付け完成かっこいいぞ。 ■ 通電まだ何もつないでいない状態で、こわごわ命を吹き込んでみた。真空管がほんのりオレンジ色に光り、変な臭いもしない。とりあえずは第1段階通過。 買ってあったC-705FXに接続し、壊れてもよいヘッドホンを差し込み、最初のCDはチャイコフスキー弦楽セレナード(サイトウキネン)を選択。 どうやらちゃんと音がでるぞ。 HD580をつないで聴いてみると、何の文句のない音がいきなり出てくる。 もともと、アンプ部を替えても、音の変化はほとんどないだろうと理解しているので、特に変なことがない限り大満足。でもこれは真空管で増幅しているのだなぁと意識すると、なかなかおつな感じがする。 なお、無入力状態で、ボリュームをMAXまで回しきっても、全くノイズはない。真空管システムは、バックグランドノイズやハムが入ると聞いていたので心配していたのだが、全く問題なしでうれしい。 ここまで、のべ作業時間4時間〜5時間くらいだったと思う。娘に解説しながらだし、失敗は許されないので、非常にゆっくり作業をしたが、それでも半日あれば十分な作業量。かといって物足りないことも全くなく、最後にはこれだけいい音に巡り会えたわけだから、お金だけの価値は十分あったなと思う。 なお、小学校1年生の娘は、半田付け初体験もしたし、ねじも数本締めたし、大満足だったようだ(本当はもっといろいろしたかったのだろうけど)。 さて、このシステムだが、全くエージングのない状態で何の文句もない。今後、エージングで何か変わるかを感じてみたり、うちにある別のシステムとの比較や、ヘッドホンのつなぎ替えをしてみようと思う。 2008-02-24(Sun) [長年日記]■ システムが変わって音が変わると、音楽の聴き方に気合いが入る一番大きな差は、ヘッドホン(AH-D5000)を購入したことによるのだが、自分のシステムから聞こえてくる音が変わった。 こういうことが起きると、今までなんとなく聴いていた手持ちのCDを聴く態度が改まる。そうすると、また新たな発見がいろいろあって、より聴き方が広がる。 低音の輪郭を捉えやすくなったので、たとえばBill Evans TrioのSunday at the Village Vanguardでのベースの音がすさまじいことに気づく。このアルバムに対するとらえ方が以前のものと変わる。 Sunday at the Village Vanguard 今朝は、チャイコフスキーの弦楽四重奏曲1番(ボロディン弦楽四重奏団)を聴いてみた。 アマゾンは、全集になっているので、私の持っているCDと違う。クラシックのCDも昔に比べたら安くなって、天国のようです。私の持っているCDは、第1番と第2番が入って、3000円のCDです。 正直、あまりちゃんと聴き込んでいなかったので、私の中での印象がまだできていなかったのだが、聴いてみると弦楽があまりにきれいので、聞き惚れてしまって、そこから、あぁむちゃくちゃ名曲やんと再発見。 当分音楽漬けの生活が続きそうだ。 ■ TU-882真空管の接触不良?今日TU-882経由で聴いてたら、右側からちりちりノイズが出ている。 これが真空管の接触不良かと。ソケットから抜き差ししてみたが、やはり少し暖まるとちりちりと。 結局真空管外して、ピンをヤスリで磨き(本当にやすりで磨くべきかどうかまよったのだが。というのは、もしメッキ処理をしてあるならメッキがはがれてしまうので、磨くべきではないから)、左右入れ替えたら、ノイズはなくなった。 この症状には、TU-882ユーザは、みんなぶちあたるのかもしれないな。 2008-02-28(Thu) [長年日記]■ あなたの魂に安らぎあれあなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)(神林 長平)。 膚の下を前に読んだが、膚の下で完結する3部作の第一作。20年以上前に書かれた作品だが、実におもしろかった。時代的には3部作の中で最も未来に位置するのかな。 膚の下を読んでからこれを読むのはまたまた楽しい。種を見てから、伏線をたどる。内容もより深くなる。 後半のスピード感は圧巻。最後の100ページは、読み出したら止まらない。 第二作を次に読みます。機械人とか出てくるのかな。 ■ かなり便利なウェブベースのタスク管理とToDoリスト「Tasks Jr.」 - GIGAZINEさっと読んだだけだけど、もしかしてこれはいける? いい線行きそうな。 でもなぁ、インストールして確かめる時間がないよなー。 2008-02-29(Fri) [長年日記]■ hp33s 電池交換電池が切れました。警告に気づいた10秒後には使えなくなっていました。おいおい、HP! 買ってから2年でしたが、まぁ工場出荷オプションの電池だから、どの程度保つかは保証されていないでしょう。 CR2032が2個。結構この電池高い。 1個ずつ交換すると、内部のメモリは初期化されないようだ。交換の仕方は、マニュアルを見ないとわからなかった。金属のカバーをスライドさせるとはずれるのだが、ぱっと見てもその構造がわかりにくい。マニュアルがなかったら、無理矢理あけて、壊していたかもしれないと思うと、恐ろしい。 この辺を見るに、日本製品のきめ細やかさというのが際だちますね。最近感心したのはWiiのリモコン。単3電池を2本入れるのだが、マイナス接点があんなに高級な仕掛けになっている電池ホルダは、初見です。あれなら、頻繁に電池を入れ替えても、接点のバネなどがへたってくることはない。さすが任天堂は違うなと思うところです。 1965|09|
|
//
自己紹介
自己紹介
広告
計るだけダイエット
つっこみリスト
TrackBacks
日記仲間
な/
す/
ひ/
最近の日記
|
◆ 小原 [私も同感です! さらにいうと、私の場合、他の人が出したバグを調べて解決するほうが、気が楽&ちょっと優越感も味わえて、..]
◆ K2 [小原さん、こんばんは。同意して頂いてうれしいです。 「他の人の」ってのは、気持ちわかりますよ。人間ですからね。 ..]
◆ 小原 [ああ、確かにチームで解決がいちばんいいですね。 みんなでいろいろ調べて、情報を寄せ合って、知恵を絞って問題を解決して..]