K2さんの雑記
2005-12-02(Fri) [長年日記]■ リビングPCの調子が悪い忙しい時にはトラブルが重なるもので、昨日の昼間携帯に嫁メールが。 「パソコンの調子がめちゃめちゃ悪いっす。かなりヤバイっす」 その日の朝まで調子よく動いていたPCなもんで、いきなりというのもよくわからないし、何が悪いかもわからん。次のメールが、 「起動しーひん」 それからメールのやりとりを何度かしたが、どういう状況かもよくわからない。嫁の説明の仕方が悪いんだろうと思っていたが、帰宅して見てみると、現象が本当によくわからなくて、そりゃこの状況なら説明できんやろなぁという状態。 WindowsXPの起動ロゴで落ちる時もあれば、ログインしてから不正なエラー頻発でリセットとか、起動ロゴ状態で返ってこない場合とかいろいろ。熱かとも思うが、CPUはそんなに熱くなっていない。 あー、もうこの忙しいのに。ということで、古い8GのHDDを嫁に渡して、「これにOSを新規インストールしておいて」と言い残し出社。 まぁまず無理だろうが、どこまで善戦するだろうか見物。ケーブルを繋ぎ変えるところくらいまでは進んでいるだろうか。 本当に進んだら、たぶんマイクロソフトに電話しなきゃならないのだが、まぁそんなとこまでは絶対進まんだろうな。 2005-12-04(Sun) [長年日記]■ cvsのWindows版のバイナリどっかにないのか? 世界中探し回っても、きれいさっぱりなくなっている。 誰か持ってないですか? ください。 WinCVSを使えということなのか? 使ったことないんだよな〜。 2005-12-05(Mon) [長年日記]■ cvsのWindows版バイナリ職場のPCに、cvs.exeの1.11.19と1.11.20を見つけた。これを家に持って帰ることにしよう。 コメントでもらったが、最近はCVSNTというのに代わっているのかな。下手にインストールして使うのが怖いので、時間を取ってゆっくり勉強するかなぁ。 最近、どんどん時代に取り残されている感が強い。マザーを購入するのでも、最近のCPUとマザーのトレンドがよくわからなくて困ったし(AMDは価格が高いというブランドになってしまったの?)、cvsの件にしても、調べてもいまいちわかったという感がしない。 40を超えて、急にいろいろ歳を取ったと感じることが増えて(肉体的にもね……)、いやーな感じ。 ■ NEC VersaPro UltraLite1スピンドル1kgPCは、ほぼ松下の独壇場だが、NECからなかなかなのが出た。 Let's Noteはキーボードが個人的にはいまいちなのだが、これはキーボードもよさげ。 次のノートを検討するときにはぜひ考えたいと思ったが、なんと、
だそうで、残念ながらお店でさわることはできなさそう。早く一般顧客向けに出せるようにNECにはがんばってもらいたい。 2005-12-10(Sat) [長年日記]■ フジ子・ヘミング私はこの人の演奏がわからない。いったい何がいいの? 何が受けているの? これに関して、こないだ嫁とけんかした。私は、嫁がフジ子の生き方に共感しているのを演奏に対する共感と取り違えたのではないかと疑ったのだ。 けんかして、私はそういえば、ちゃんとフジ子の演奏を聴いていなかったなと反省して、聞き込んでみた。しかしそれでも、あぁわからない。ファーストインプレッションと同じだった。悲しい演奏。確かに悲しいような気がする。しかしそれは淡泊な演奏だからそう聞こえるんじゃないのか…… 私は音楽を尊敬している。だからこそ、演奏家や作曲家の人生と作品は切り離して鑑賞したいと考えている。その上で、フジ子の演奏とは、そんなにいいものなのか? 好みの問題なら、それはそれでよい。しかし、鑑賞しうるレベルにも達していないのではないかという疑いが依然として私の中にある。 こんなことを書くと、嫁とまたけんかかもしれないな…… それだけならよいが、著名なブログなら、きっと炎上だな(笑) ■ シベリウスの2番家族みんなもう寝静まってしまっているので、耳直しにシベリウスの2番を聴いた。久しぶりだ。 クラシックを聴き出した大学の時、最初に買ったレコードのうちの一枚がこれだった。ベルリンフィルとオッコ・カムが競演した演奏だ。オッコ・カムはフィンランドの指揮者で、ヘルシンキフィルで振っている。ヘルシンキフィルにはベルグルントという左利きの有名な指揮者がいて、オッコ・カムは、日本ではほとんど知られていないだろう。 たまたま、はじめてクラシックを聴こうと思ったときに選んだレコードがオッコ・カムだった。それもベルリンフィルと競演したという、よくわからない奇跡のレコードだった。 この演奏が、私の心をとらえた。3楽章から4楽章へアタッカでつながり、4楽章の主題を勇壮に演奏する部分、ここに私は参ってしまったのだ。 シベリウスの2番については、これ以降、いろいろなCDを買ったが、これを超える演奏には私はついに巡り会わなかった。LPレコードを再生する機器を持っていなかったので、オッコ・カム+ベルリンフィルの演奏については、長い間聴きたいと思っていたのだが聴けない日々が続いた。 それが、3年くらい前か、あるWebページで、「CDで再販されているよ」という情報をつかんだ。Amazonで検索してみると、確かにある。喜びいさんで買った。その当時の演奏が再現された。 たぶん、最初に聴いた演奏だというバイアスもあるのだろう。しかし、私はオッコ・カムの演奏がよいと思う。実は、ヘルシンキフィルが来日した演奏については2回、ベルグルンドをさけ、オッコ・カムを聴いた。そんな人はいないだろうな……(笑) どこがいいと説明せよと言われても、私は説明できない。嗜好性というのはそういうものだと思う。なぜか、あの4楽章第一主題を聴くと、涙が出てしまうのだ。 しかし、フジ子の演奏は、ほんとうに同じ類のものなのだろうか。それがわからなくて、googleを頼りにWebページを徘徊してみた。やはり私の疑いは晴れないのであった…… ■ なぜ疑うかたとえば、こんな表現がある。
気持ちの伝え方から引用。 私には、音からそんなややこしい概念が伝わるとはとうてい思えないのだ。音は単なる音だろう。 たとえば、長大な構成が文学的な概念を伝える音楽というのは事実上存在する。ところが、音一つや音色から、そんな複雑な概念が伝わるわけがない。もし伝わるとしたら、それは鑑賞者の先入観が見せる差別意識そのものではないのだろうか。 いくらWebをクロールしても、バックグランドに言及しない賛辞に巡り会うことができない。やはり疑いは疑いのまま私の中にある。 2005-12-12(Mon) [長年日記]■ asahi.com: 理科大好きでも科学者イヤ 中3男子56%・女子81%;サイエンスなぜか、理科離れを強調したいようで……
いい線行ってます。
いい線行ってます。すごいんじゃないか。
実に、理科好きの男子の半分弱は科学者になりたいと考えている。私にとっちゃ、これだけでも驚愕の数字。今の中学生で理科好きなら、科学者になることの不安定さなんかもそろそろ感じる年頃だと思うが、それでもこんなに多くの人が科学者になりたいという。 男女含めて全体の11%が科学者になりたいという日本という国、少しおかしいんじゃないかと思うくらい科学立国なのかもしれない。 しかし、なぜこの引用文にあまりにも無理な「わずか」という言葉が出てくるのか。ねじ曲げもここまでくるとあっけにとられる。 この記事を書いた人にとっては、理科好きは全員科学者になりたいという希望を持たないと、困るらしい。エンジニアも医者も先生もいらないのか? 2005-12-15(Thu) [長年日記]■ 禁煙から確実に1年を超えた禁煙を始めたのは、正確な日付を覚えていないのだが、昨年の10月頃だったと思うので、もう一年を超えたと言ってもいいだろう。 その間、一本も口につけてない。禁煙を始めた後、一週間後に一本だけ友達にもらったかな。その後は、宴会があろうがストレスで押しつぶされそうになろうが、昼飯時にうまそうに友人が吸っていようが、一本も吸わない。これが禁煙を成功させる秘訣だと信じて。 その結果、何度も失敗していた禁煙が、まぁ成功と言ってもいいだろう。 実は、まだたまに吸いたくなるのだな。おいしくないはずなんだけど、たとえばコーヒーは苦いやん、でも飲みたいよね、それと同じ感覚かな。常習性がなければ、楽しみとしてたまに吸うなんてことができるかもしれないが、もし一本でも吸えば、きっとまた喫煙習慣が復活するだろう。だから、「一本も吸わない」というのを常に念頭に置いておく必要あり。 ■ 寒いね各地で大雪。信越のみなさん、大丈夫ですか。 12月としては記録的な大雪だそうで。 これはやっぱり異常気象なんですかねー。とすると、カトリーナとかと一緒で温暖化のせいなんですかねー>えらいひと。 2005-12-16(Fri) [長年日記]■ 仰木監督死去ショック。悲しい。ちょっと言葉にできない。 あえて監督と書きました。
asahi.com: 仰木さん、阪神大震災の被災者らに勇気;社会より。 本当にユニホームを着たまま倒れられた。まだ信じられない思いです。 ■ マインドマップってどう?ブリーフィング希望>なさん ■ COOKPAD某なさんが、COOKPADがどうのと言ってたのでなんだろと思って、震源地のここを昨日読んだ。 パソコン通信黎明期からやってるものとしては、「まぁよくある話やな」って感じで、告発側から書いた文章だけからは何も判断のしようがない。 その文章自体も、「ね〜、ひどいでしょう」的なニュアンスで書いているが、かなりの部分、それは運営者に非はないんでないのと思うところがある。 COOKPADメインページを見るだけなら、特に何がおこっているかも知るよしもなく、別に他のサイト探さなくても、使い続ければよいのではと思ってしまう。
前半はよいけど、誹謗中傷するものではないなら、最後の一行とリンクは必要ないと思う。どうして最後の一文をつけたのか、その心理を想像すると、趣深い。
客観的とはとても見えんがなぁ…… 2005-12-19(Mon) [長年日記]■ マインドマップありがとう。naoさんと、shellfrozenさん。 世の中マインドマップで盛り上がっているんだけど、私はマインドマップがどういうものかいまいちよくわからなかったので、なさんにブリーフィングを頼んだんだけど、どちらかというと否定的だった私の思いを翻すきっかけになりそうです。一度使ってみます。 shellfrozenさんは、TaskPrizeとかについていろいろ書かれていたのは知っていたんだけど、ちょっと読み込むまで行っていませんでした。マインドマップの論評を書いて頂いてありがとう。マインドマップ自体が、まだよくわかっていないので、半分くらいしか理解できないのだけど(笑)、ちょっと研究してみます。 そのうち何か書けるといいなと思うが、どうもとどさんに追われて、なかなかモチベーションがね。そろそろ引退なのかなとの思いもちらほら頭にはあるよ。 ■ FreeMindFreeMind 0.8をインストール。Javaなのね、ランタイム入れなきゃいけないのが面倒。でもよくできてる。 早速、最近発生した解決しなきゃいけないやっかいな問題を真ん中に書き込んで、使い方も心もわからないまま、その問題の分析をしてみた。 おぉ、なかなかいけるんじゃないの。 これは、このツールの出来に負うところがかなりあるなぁ。なかなかいい感じだよ。 この種の図形手法って、どうしてもPCベースに持ってくると違和感ありなことが多いと個人的には感じているのだが、マインドマップはうまくPCで使えてるな。これはすごく意外。 分析手法としても、「脳の構造に似てる」なんてキャッチで少しひいていたのだが、そんなことはさておき、意外によい。なぜよいか、説明は難しいな。ウェブで調べた時に、なんかいまいち実感がつかめなかった理由がなんとなくわかる。なぜよいか、説明が難しいんだ。 継続して使ってみましょう。 ■ 自由度高すぎ-FreeMindshellfrozenさんは、自由度が高すぎると書いている。
(フリーで使ってどこまで辛口? - 分析ツールを分析してみる−メタ・マインドマップ考より) 確かに自由度は高い。真ん中に問題を書いて、「はて、周りに何を書けばよいのだろう」と、少し放り出された感。 まぁいいや、と適当に(本当に適当に)枝を作って、メールやTaskPrizeや仕様書にあった情報、心で思っていたことなんかをはき出して行った。そうすると、不思議に、なんか分析した気になるのよね。これが「気になった」ことで満足してしまうと、shellfrozenさんが書いた通りなんだろうなと思う。 今回の私の場合、本当にちょうどよい問題が目の前にあったので、どちらかというとマインドマップの試用というよりは、解決の方に主眼があった。だから、結果を出さないと意味がない。 この後、マインドマップを眺めてみる。判断するには足りない情報がある。これを明確に意識した。 この足りない情報について、課のみなさんに教えてメールを出した。メールの返事はその後続々と集まり、回答があった時点でマインドマップに追記していった。これでほぼ決断するだけの情報が集まった。 まず、足りない情報を収集するアクションを起こすことができた。問題分析を一枚のシートに盛ることができたから、腰を上げることができたんだと思う。たぶんぼんやり考えているだけでは、足りない情報があることはわかっているが、「足りないなぁ」とぼーっと考えている状態がもう少し続いたと思う。ここで情報収集するアクションができたことで、分析がより進み、最終的な回答を導き出す演繹的な(トップダウンのと言ってもよい)手法として、私の場合は成功したと考えてよいと思う。 情報を一枚のシートにすべて挙げるというのは、大事なことだと思う。ただ、なかなか一枚にまとめるには、どういう順で書いたらよいかとか、そういうくだらないことで悩むのだ。テキスト形式で悩んで苦労してまとめてみても、結局その順序のせいで一覧性が悪かったりして、思ったようなまとめにならないという経験も多い。 まず、マインドマップは、情報を挙げていくという点で「自由度が高い」ので、順序や挙げ方なんて考えずに、どうでもできる。後で修正も簡単だから、とりあえず蜘蛛の巣を広げていけばよい。気楽だ。ここで、「クラス」とか「言葉のレベル」とか「概念のレベル」に捕らわれてはいけない。多少矛盾があっても、シートの上に載っけていくことが大事。 この点で、気楽であることは重要。これで、思ったことをどんどん書いていけば、いつの間にか一枚のシートに、問題を分析するために必要な情報が全部載ってしまう。 全部載ってしまえば、今度は「クラス」とか「言葉のレベル」とか「概念のレベル」なんかに多少こだわって整理していけばよいのかな。あまりこだわりすぎると悩んでしまうので、そこそこでよい。 これをやっている過程で、なんか問題が分析できてしまうような気がする。お気楽だ。 予備知識無しでやっていて、自然な感覚のまま、流されるままにマップを作ってしまったので、これはマインドマップでは無いのかもしれない。まぁ、それでもよい。分析手法としてFreeMindは、今のところ予想以上に使えると言うことで、経過観察に戻ります。 1965|09|
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