K2さんの雑記
2011-09-12(Mon) [長年日記]■ [本]日本のもの造り哲学藤本隆宏先生の本は、生産マネジメント入門を座右の書としていて、今後もいろいろと読んでいこうと思っている。 この本は、藤本流の現時点の自分の立ち位置の表明と言うことで、データ的にはまだ完全にはまとまっていないという注意書きもあるが、そういう意味で読みやすくおもしろい。 日本はすりあわせ技術(クローズドインテグラル)が得意であるが、これではなかなか儲からない。90年代も、現場能力・すりあわせ技術は世界一級であったが、その時代はモジュラー化の時代で、ビジネスモデルがうまく会わなかったため、日本の製造業の業績があがらなかったと見る。 一方アメリカは、オープンモジュラーに強く、また強い本社で営業利益を稼ぐ。 日本の企業は、体育会系の切磋琢磨を高度経済成長時代に徹底的にやったため、基礎体力は現時点でも世界一級である。しかしそれだけではもうけは出ない時代であり、オープンモジュラーな製品方向に手を広げるか、最終顧客にはクローズドインテグラルでも、社内はクローズドモジュラーなビジネスモデルを探るか、別の「アーキテクチャ」方面を目指していくべきだというのが主張の内容。 例によって図書館で借り7時間程度で読んだので、深く読めていない。再読したいと思う。 1965|09|
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