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K2さんの雑記


2012-03-17(Sat) [長年日記]

[]華竜の宮

華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)(上田 早夕里) 華竜の宮 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)(上田 早夕里)

図書館で予約し、2か月の待ち行列の後で、本の厚さを見て、2週間で読まないといけないという制約がきついと思ったが、2週間で読み切れました。

昨年の日本SF大賞受賞作。

世界観・人物設定等引き込まれる要素が多く、時間さえあれば2日くらいで一気に読み切ってしまえる良作。

海中での戦闘シーンは、もう少しドラマティックにできそうと思ったが、元々戦闘に重きが置かれている作品ではなし、十分とも言える。

物語の視点の変化が面白く、特に主人公を描く際には、主人公の分身とも言えるアシスタント知性体の一人称で描かれる。これが、主人公の心の葛藤をくっきりと浮き立たせ、非常に効果的である。最後の仕掛けも見事。

おもしろかったです。

TTBase

時々、TTBaseをキーワードにして、TTBaseコミュニティをながめているが、なかなか世界を拡げていて、楽しい。

もはやプログラムを組むことはほとんど無くなってしまったが、勝手に育つ種を一つまいておいて、よい老後の楽しみができました。

TTBaseでは思いついたアイデアを実現するためのフレームワークを作った。オープンソース化も含めて。

仕事で、Cの組込プログラムやDSPのアセンブラや、FPGAをVHDLを組んでいた時も、フレームワーク作りは凝りに凝った。

装置設計でも、システム設計には凝ったし、それによる成果も上がっていると自分では評価している。(事業撤退しちゃったけどね)

私はフレームワーク作りが好きだし、得意なんだなとあらためて認識し直して、今後の仕事も継続しよう。

「自分のアタマで考えた結果」を愚行呼ばわりする愚言

弾さんの良エントリー。

つきつめると、我々は何のために働くのかまで行ってしまう話。

利益はなぜ生まないといけないのか。「何のために働くのか」の答えを実現するため。それが利益無しで実現出来るのなら、利益なんて要らない。

逆に、「何のために働くのか」の答えを実現するための利益は取らないといけない。その利益はいくらなのかを事前にちゃんと計算し、予算化し、それを達成しないとビジネスは続かない。

それだけのこと。

「何のために働くのか」の答えを、みんな一生懸命考えて、その都度その都度選択行為をして、今の人生を生きている。その選択の結果は、選択をした人の責任だけど、一生懸命考えた選択は、現在から過去を見たときには、最善であったのだと考える以外、方法はない。別の選択肢は、今からは試せないのだから。


2012-03-30(Fri) [長年日記]

[]思考の整理学

思考の整理学 (ちくま文庫)(外山 滋比古) 思考の整理学 (ちくま文庫)(外山 滋比古)

1983年発行、86年文庫化。やはりこの手の本は古い方がよい。はやり本、ブーム本などは時間が淘汰してくれる。(このこともこの本には書いてある)。

考えは、寝かしておくと、脳の働き(無意識領域)で深化・純化する。このことが、何度も本の中に出てくる。私もずっと意識していることだ。

朝起きたときに、コーディングする場所と内容ができあがっているという経験を私は複数回している。また高校時代などは、難しい数学の問題も、一週間くらい頭にインプットしておくだけという状態を意識的に作っていた。

意識化で集中的に熟考することは大事だが、その後意識に上げないで放っておくと、よいアイデアが浮かんだり、考えがよりまとまっていったりする。

良い本です。

[]薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療

薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療  角川SSC新書 (角川SSC新書)(高橋 正紘) 薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療 角川SSC新書 (角川SSC新書)(高橋 正紘)

最近、職場でメニエル病と診断されて苦しんでおられる方が何人かいらっしゃるので、読んでみた。確か日経サイエンスに書評があったかと思う。

内容については書かないが、めまい・メニエル病について知りたいと思っている方は必読書なのだと思う。ここに書かれている以外の視点からの情報収集も必要なのだとは思うが。


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