K2さんの雑記
2003-12-19(Fri)■ 真鍋周平昨夜のニュースステーションで紹介されていた、真鍋周平くん。大阪大学工学部の3回生で、走り高跳びの選手。アテネオリンピックの標準記録まで、後2cmというところに来ているらしい。 有名どころのクラブに所属せず、指導者もいない彼は、ニュースを見ている限り、非常に変わり者で、おもしろい。勉強と練習で一日が明け暮れる。 走り幅跳びでの跳び方を研究して理論化してらしく、ノートには研究結果がびっしり。重心の位置がどういう放物線を描けばバーを一番超えやすいかを研究しているらしいが、ほんとにびっしりと書き込まれていた。ニュースステーションで報道されていた内容によると、その研究結果は、バーの手前5cmで最高到達点に達すればバーを最も超えやすいということのようだ。 うーん、しかし、それだけならあんなにノートはびっしり埋まらないだろうな。それに、走り高跳びの一流選手なら、それくらいはやっているのじゃないのか? あのびっしりのノートに何が書かれているのか、非常に気になる... 読んでみたい。 ぜひ、がんばってアテネに行ってもらいたいよね。彼がアテネに行くと、きっと田中さんがノーベル賞を取ったときのように、一流どころはむっちゃ悔しかったり、理不尽さにふるえたりするのかな。外野は気楽なもんで、こういう変わり種さんは応援したくなるもんね。 さて、最近夢中になっている自転車なのだが、これは物理や医学の対象にするには最高のスポーツだね。奥が深いし、考えるべきことはいっぱいある。セッティングの問題、ペダリングの問題、エンジン(つまり人間)の最高出力とギヤ比の関係、最大酸素摂取量と心拍数の関係、体重管理の問題、筋組織発達の問題等々。 なんで40手前になってのめり込んでしまったんだろうな。もっと早くのめり込んでいれば、もっと世界は広がっていたのになぁと悔しくてたまらない。 私が学生の時なんて、勉強もしなかったし、のんべんだらりと過ごしていたから、真鍋周平くんの一日の充実さがうらやましいし、学生時代の過ごし方をすごく後悔する... でもまぁ、のんべんだらりと過ごしていたと言っても、一日中同じ音楽を繰り返し聞いて耳を磨いたり、いろいろ考え事はしていたと思うので、そんなに無駄だったとは思わないんだけどね。 [ツッコミを入れる]
2005-12-19(Mon)■ マインドマップありがとう。naoさんと、shellfrozenさん。 世の中マインドマップで盛り上がっているんだけど、私はマインドマップがどういうものかいまいちよくわからなかったので、なさんにブリーフィングを頼んだんだけど、どちらかというと否定的だった私の思いを翻すきっかけになりそうです。一度使ってみます。 shellfrozenさんは、TaskPrizeとかについていろいろ書かれていたのは知っていたんだけど、ちょっと読み込むまで行っていませんでした。マインドマップの論評を書いて頂いてありがとう。マインドマップ自体が、まだよくわかっていないので、半分くらいしか理解できないのだけど(笑)、ちょっと研究してみます。 そのうち何か書けるといいなと思うが、どうもとどさんに追われて、なかなかモチベーションがね。そろそろ引退なのかなとの思いもちらほら頭にはあるよ。 ■ FreeMindFreeMind 0.8をインストール。Javaなのね、ランタイム入れなきゃいけないのが面倒。でもよくできてる。 早速、最近発生した解決しなきゃいけないやっかいな問題を真ん中に書き込んで、使い方も心もわからないまま、その問題の分析をしてみた。 おぉ、なかなかいけるんじゃないの。 これは、このツールの出来に負うところがかなりあるなぁ。なかなかいい感じだよ。 この種の図形手法って、どうしてもPCベースに持ってくると違和感ありなことが多いと個人的には感じているのだが、マインドマップはうまくPCで使えてるな。これはすごく意外。 分析手法としても、「脳の構造に似てる」なんてキャッチで少しひいていたのだが、そんなことはさておき、意外によい。なぜよいか、説明は難しいな。ウェブで調べた時に、なんかいまいち実感がつかめなかった理由がなんとなくわかる。なぜよいか、説明が難しいんだ。 継続して使ってみましょう。 ■ 自由度高すぎ-FreeMindshellfrozenさんは、自由度が高すぎると書いている。
(フリーで使ってどこまで辛口? - 分析ツールを分析してみる−メタ・マインドマップ考より) 確かに自由度は高い。真ん中に問題を書いて、「はて、周りに何を書けばよいのだろう」と、少し放り出された感。 まぁいいや、と適当に(本当に適当に)枝を作って、メールやTaskPrizeや仕様書にあった情報、心で思っていたことなんかをはき出して行った。そうすると、不思議に、なんか分析した気になるのよね。これが「気になった」ことで満足してしまうと、shellfrozenさんが書いた通りなんだろうなと思う。 今回の私の場合、本当にちょうどよい問題が目の前にあったので、どちらかというとマインドマップの試用というよりは、解決の方に主眼があった。だから、結果を出さないと意味がない。 この後、マインドマップを眺めてみる。判断するには足りない情報がある。これを明確に意識した。 この足りない情報について、課のみなさんに教えてメールを出した。メールの返事はその後続々と集まり、回答があった時点でマインドマップに追記していった。これでほぼ決断するだけの情報が集まった。 まず、足りない情報を収集するアクションを起こすことができた。問題分析を一枚のシートに盛ることができたから、腰を上げることができたんだと思う。たぶんぼんやり考えているだけでは、足りない情報があることはわかっているが、「足りないなぁ」とぼーっと考えている状態がもう少し続いたと思う。ここで情報収集するアクションができたことで、分析がより進み、最終的な回答を導き出す演繹的な(トップダウンのと言ってもよい)手法として、私の場合は成功したと考えてよいと思う。 情報を一枚のシートにすべて挙げるというのは、大事なことだと思う。ただ、なかなか一枚にまとめるには、どういう順で書いたらよいかとか、そういうくだらないことで悩むのだ。テキスト形式で悩んで苦労してまとめてみても、結局その順序のせいで一覧性が悪かったりして、思ったようなまとめにならないという経験も多い。 まず、マインドマップは、情報を挙げていくという点で「自由度が高い」ので、順序や挙げ方なんて考えずに、どうでもできる。後で修正も簡単だから、とりあえず蜘蛛の巣を広げていけばよい。気楽だ。ここで、「クラス」とか「言葉のレベル」とか「概念のレベル」に捕らわれてはいけない。多少矛盾があっても、シートの上に載っけていくことが大事。 この点で、気楽であることは重要。これで、思ったことをどんどん書いていけば、いつの間にか一枚のシートに、問題を分析するために必要な情報が全部載ってしまう。 全部載ってしまえば、今度は「クラス」とか「言葉のレベル」とか「概念のレベル」なんかに多少こだわって整理していけばよいのかな。あまりこだわりすぎると悩んでしまうので、そこそこでよい。 これをやっている過程で、なんか問題が分析できてしまうような気がする。お気楽だ。 予備知識無しでやっていて、自然な感覚のまま、流されるままにマップを作ってしまったので、これはマインドマップでは無いのかもしれない。まぁ、それでもよい。分析手法としてFreeMindは、今のところ予想以上に使えると言うことで、経過観察に戻ります。 [ツッコミを入れる]
2006-12-19(Tue)■ 創造的労働者の悲哀 (内田樹の研究室)「労働は自己実現の場だ」なんて、就職する時は思っていた。というか、どこかで見たか聞くかしたんだろうな、その言葉の意味はよくわからないままに。 「労働する=自己実現」ならば、自己実現できない労働は、労働ではないのか。そうとまでいわなくても、低級な(?)労働なのか。 そんなイメージを確かに持っていたな。 初めの頃は不満な時期が永く続いた。やっと最近「働く」ということに対する考え方が変わってきたような気がする。若い頃感じた不満は、「自己実現」できていないことに対する不満だった。でも、「自己実現」できている・いないにかかわらず、働くこと自体が「自己の表現」である。 これを理解するのに15年はかかったよ。 [ツッコミを入れる]
1965|09|
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