K2さんの雑記
2009-10-26(Mon) [長年日記]■ 論理思考と発想の技術会社で結構内容の濃い研修を約9か月にわたって受けさせてもらうことになった。その最初で、3日の合宿研修で論理的思考をたたき込まれた。 これが難しい。人より多少ロジカルシンキングはできている方だとぼんやり思っていたのだが甘い甘い。本当に実践は難しい。だから「たたき込まれた」と書くのはおこがましく思う。まだまだ身に付いていない。 講師がこの本の作者の後先生。3日にわたって受けている方はくたくたになっているのに、先生はしゃべり続ける。そして話を出してくるポケットの広いこと。いったいどれだけの話のストックがあるのか、驚愕する。 その講義をそのまま結実させたのがこの本。講義を受けてから読み始めたのだが、よい復習になる。もう十年も前に出された本なのだが、今は文庫本になってお求めやすくなっている。300ページぎっしり、全く気が抜けない。かなりお買い得だ。 演繹法と帰納法という2つの論理的思考の枠組みを学び、その枠組みに従って「考える」ことを実践していくのだが、頭ではわかっても、実際に脳に回路ができていないので、実践できない。この本の第3章に、例題のテキストの論理構造を解析する実習があるが、これが難しい。例文をさらっと読んでわかった気になっても、本当の構造を論理的には必ずしも捉えていないことがよくわかる。身につけるためには、もっともっと訓練が必要なのだろう。 こういう思考方法は、身につける時期が早ければ早いほど、有利に働くと思う。その後に出会うすべてのケースで、この考え方をしていければ、10年も経つと差は歴然とするとだろう。 コンサルタント養成の学校では、ロジカルシンキングを最初にたたき込まれるそうだ。これができないとコンサルタントとしてはやっていくことができない。 さて、このところコンサルタントを生業とされるような種類の人と接する機会が何度かあったのだが、みなさん持っている話題のポケットの広いことにびっくりさせられる。単に聞いたことがあると言うレベルと、それを話して聞かせるというレベルでは、同じ知っているでも大違いである。これも長年の問題意識の積み重ねで差が付くのだろうと思うのだが、方法論が根本的に違うような気がする。ひたすらメモるのか、驚異的な記憶力を持つのか。 なんでもかんでも、こういうことを思うのが、私としては遅すぎる。あー、無為な20代を過ごしてしまったなと、たびたび思うのであった。 [ツッコミを入れる]
1965|09|
|
//
自己紹介
自己紹介
広告
計るだけダイエット
つっこみリスト
TrackBacks
日記仲間
な/
す/
ひ/
最近の日記
|