K2さんの雑記
2009-10-14(Wed) [長年日記]■ 岩本隆史さんの技術者魂に心が震えた - ただのにっき(2009-10-13)元記事: htmlspecialcharsに関する残念なお知らせ - 岩本隆史の日記帳 開発の立場は、開発の立場に立ったことのある人しか本当のところはわからない。だから、開発者と開発をしたことのない人はどこまで行っても交わることはない。 あ、でも、オンラインソフト開発なんてやると、開発をしたことのない人のバグレポートは欠かすことができなくて、いかに多くの人を開発プロセスに引き込めるかで、そのソフトの品質が決まると行っても過言ではないところがある。だから、私も昔、開発に引き込むためにあの手この手で、開発者じゃない人もここにいて欲しいというメッセージを発し、楽しくなるように持っていって、なんとか継続的にいてもらうような方策をいろいろ考えた。 やっているうちに、もともと開発者じゃなかった人も、バグレポートを書くことで開発者になっていくんだなとそのときに思った。メーリングリストやらBBSやら、もっと昔ならフォーラムの会議室なんかで、延々開発プロセスを続けると、そのコミュニティーの開発力は上がっていく。その過程が、私は楽しかった。 そうなると、もともとユーザーでしかなかった人も、開発者の立場というのがわかってくるようになる。そうすると、バグを直すというのがどういう行動なのかが薄々わかってくる。バグを報告するという行動がどういう意味を持つのか、どういう負担を引き起こさないでどういう生産性を生むのかがわかってくる。こうなると、もはや「バグを直してもらったら、感謝のメールを書きなさい」なんて無粋なコメントは発しなくなる。 本当にこれはやった人じゃないとわからないと思う。むしろ「バグを直してもらったら、感謝のメールを書きなさい」なんていう人の方は、開発のことを知らなければ市民としては真っ当なのだろうし、それで相手が怒ったら「???」となりますよね。そこからその真っ当な市民に対してどういう態度を見せるかは、それぞれの人で反応が分かれるんだろうけど、公の場でやっていれば、自分の態度が周りにどう映って、ゆくゆくどういう影響を与えていくのかまで計算しているのは当然でしょうね。 [追記]岩本さんにブクマコメントをもらったので、元記事をリンクを張りました(13:05)。 1965|09|
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