K2さんの雑記
2008-10-11(Sat) [長年日記]■ 拍手のルールクラシックの鑑賞法。特にコンサートへの行き方。拍手について。 私はクラシックは好きでも、あまり演奏者や指揮者は知っている方ではないので、茂木さんという人はこの本を読むまで知らなかった。でもおもしろそうな人で、この人が振る演奏会もきっとおもしろいんだと思う。 初心者から読める本だが、いろいろ新しい知識を得ることができた。 特に、絶対音感を持っている人は、各調性(ハ長調とかイ短調とかいうやつ)にそれぞれキャラクターがあると言うらしいのを訊いたことがあるのだが、人はそういうものを感じる感覚が生まれつきあるのかどうか不思議だった。しかしどうやらそれは、その調性の得意な楽器によるところが多いらしい。たとえばこの調性の場合はホルンが得意で、作曲家がホルンの堂々たる旋律を使うのにこの調を使うことが多い。そのため、そういう曲がその調性に集まり長い時間をかけてそういうキャラクターがついてきたようだ。この辺については、私は絶対音感がなく調性の違いを感じることができないので真偽については感覚では理解できないが、そういうものだと納得はできる。 文体に口語体がよくまじり、またふざけた書き方をしているところがたくさんあるが、全く気にならない。却ってほほえましいくらい。こないだ、考具という本を読もうと思ったが、こちらも口語体をよく使うのだが、鼻についてついて、1/4も読んだところで耐えられなくなってしまったのとは対照的だと思った。 おもしろくて一気に読んでしまった。この人は他にも本を出しているようなので、いずれまた読みたいと思う。 [ツッコミを入れる]
1965|09|
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