K2さんの雑記
2007-01-27(Sat) [長年日記]■ データの長期間の保存方法「物欲:1GB SDメモリーカード(技術:生活関連) / 科学ニュースあらかると - 一時使用メディアと保存メディア」 科学ニュースあらかるとは、いつも質の高い記事を書いてくださるので、ありがたいサイトだ。 でも、今日はちょっと気になる記事が。
HDDが壊れるリスクと、メモリカードが壊れるリスクは全く違うのではないだろうか。 HDDは、可動部分があるので、どうしても壊れやすくなっている。 フラッシュメモリのデータ保持期間は、一般に10年以上と言われていて、CD-Rと遜色がない(数字上は)。メモリカードが電子機器だとはいえ、寿命の短い電解コンデンサ等が使われていなければ、ほぼ半永久的に使えるはずで、その点CD-Rなどとは変わらない耐久性を持っていると考えるべきではないだろうか。もちろん、電気的に壊れる場合はあるので、正確には同等であるとは言い切れないのだが。 リンク先で推奨されているMOは、データ保持期間が50年以上と言われているようなので、MOに保存すべしというのは正解である。が、それでも50年を超える場合、消えてしまう可能性がある。個人的な経験では、MOのデータ保持期間とは別に、MOがフォーマットエラー等で使えなくなってしまう経験が何度もあり、感覚的にはCD-R等の方が安全であると感じている。 さて、本当のところ、数十年以上保持したいデータは、どうやって保存するのがよいのか。私は、それらのデータは「生かしておく」必要があると思う。つまり、HDDなどに置いておき、適切に定期的にバックアップして、器から器に移し替えていく必要があると思う。逆に、10年以上忘れられて放置されてしまうようなデータは、後から使えないと考えておくようにしないと痛い目に遭う可能性が高いのではないだろうか。 画像や音声の保存フォーマットも、時代が過ぎれば変わっていく可能性があるので、その都度その都度最新のものに変換してやる必要があるかもしれない。MOでさえ、50年後に再生機が生き残っているかさえはっきりしない。このような状況下では、本当に残したいデータは、たとえば適切に管理されたサーバーに入れておき、そのサーバーを適切にアップデートしていくといった方法で残していくしか、方法はないと考えている。 私が取っている方法は、現在のところ、RAID1でミラーリングされたHDDを使用したサーバーを立て、HDDを3台で運用。定期的にHDDを入れ替え、常にバックアップを1台分確保する。もし、3台のうち1台のHDDが壊れたら、新しくHDDを3台購入しサーバーを更新するというものだ。ここまでやれば、データ消失の可能性はほとんどなく、サーバーを更新していく限り、データは保存される。 少々お金はかかったが、サーバーまたはHDDのうちどれか1台が壊れるまで、次のサーバー更新は考える必要がないので、非常に安心だ。 このシステムについては、今まで小出しに書いてきたが、そのうちまとめたいと考えている。 [ツッコミを入れる]
1965|09|
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