K2さんの雑記
2010-02-06(Sat) [長年日記]■ [本]「分かりやすい話し方」の技術「分かりやすい話し方」の技術―言いたいことを相手に確実に伝える15の方法 (ブルーバックス)(吉田 たかよし) ここのところの研修で、自分がプレゼンをしたり、部下への面接のロールプレイをし、それをVTRに撮って、後からそれを研修参加者で見て笑い飛ばすというのをやった。この研修、結構精神的に来る。恥ずかしいし、自分がこんな感じで話しているのかとショックを受ける。 これがきっかけで、話し方の指南書とは世の中にどんなものがあるのかとちょろちょろ調べているが、簡単そうなところから読んでみようといくつか拾っている。そのうちの一つ。 著者はNHKアナウンサーから議員秘書、医者と変遷した多彩な経験を持つ。それらの経験が本の中にちりばめられ、飽きさせない。 本の中では、著者が考案したとされる矢印メモを使ってプレゼンをしようという提案が全編にわたって展開されている。 矢印メモとは、以下の4つの矢印を使って、スピーチの内容を構造分解した図のこと。 ⇒:主語・述語、修飾語・被修飾語の関係 →:文と文との因果関係 ⇔:相反する概念・対比させる関係のキーワード ←→:相反する概念・対比させる関係の文 ロジカルシンキングで使われる演繹・帰納の関係が厳密に使われているわけではなく、単にこれらの記号で話す内容をつないでいくだけなので、敷居は低い。そのため気構えなくても作りやすい。 本文に登場する内容は、著者の経験したものであるので、不自然に作った状況は無くすんなり頭に入る。主張されているポイントも明確で簡潔。 すぐに読めてしまう分量なので、とりあえず一度読んでおくべき本だと思う。 1965|09|
|
//
自己紹介
自己紹介
広告
計るだけダイエット
つっこみリスト
TrackBacks
日記仲間
な/
す/
ひ/
最近の日記
|