K2さんの雑記
2003-08-02(Sat)■ [TPZ]RubyForTPZの文書制限?Rubyの拡張ライブラリ側にバグを発見。ポインタのインクリメントをしないといけないのに、キャストの仕方を間違えていてインクリメントが正常にされていなかったという馬鹿な間違い。今までなぜ気づかなかったのだろう... TPZ拡張ライブラリとRubyForTPZプラグイン(TaskPrize側)は、イベントとメモリマップトファイルで通信を行っている。この通信を通して、TaskPrizeから文字列を引き出したり、Ruby側からTPZに文書を流し込んだりできる。 大容量データに対応できるように、メモリマップトファイル(8kB)のサイズを超えたデータを転送したい場合は、データを8kBごとのパケットに分けて分割転送するようなアルゴリズムになっている。 この部分のRuby -> TPZ側のパスでバグが発生していた。大きな文書をスクリプト側からTPZ側に転送することがあまりなかったから発見されなかったのだろう。非常に低レベルな階層だけに、開発時にしっかり動作確認をしたはずなんだが... すんません。 ■ [TPZ]本体の不具合(プラグイン)こちらは永さんの報告でわかった不具合。現在のアイテムが持つ文書を、TPZPlugin_DeleteDescriptionで削除しようとするとおかしくなるという不具合。 プラグインからこのAPIで削除要求が合った場合、まずアイテムオブジェクトから文書の削除を行う。その後現在のアイテムが持つ文書だったら文書タブ等を再構築しなきゃならない。このときにK2Editクラスが持つテキストをアイテムオブジェクトに対してセーブしていた。これがバグでして、削除した文書にテキストを保存しようとするので問題になる。 K2Editクラスのテキストを文書に保存するのを文書削除より先に行うことで修正完了。Rubyスクリプトのドキュメント削除等にも絡むので、即リリースとしました。 ■ FPGAのバグー本職の方。 今回のバージョンアップで、あるFPGAのダウンロードオブジェクトに修正を入れた。このFPGAは、退社した人から引き継いだ後はじめて修正を入れた。FPGAの中身に対して配線量が限界に達していて、もうほとんど動かせなくて、VHDLを数行編集してリコンパイルするとコンパイル不可能だったりして、うまくない。 もともと配線遅延制約(これは設計者が与える)に対して、条件を満たせないワーニングが出ていて、非常に気になったのだが、修正後リコンパイルして同様のワーニングが出るも、無視した。 一応動作もOKで、ほっとしていたのが6月はじめ。今まで何事もなく動作していた。 7月リリース予定が、他の不具合等やスケジューリングの都合で8月末くらいに伸びて、そろそろという時期にさしかかってきた矢先、ある装置で、このFPGAに起因する不具合が発生。どうも例の遅延制約を満たせないワーニングのためではないかと考えているのだが、今のところ詳細不明。 先も書いたように、容量不足で、もうほとんどVHDLソースを動かせない状態なので、非常にやっかい。今のことろこんな不具合修正できないぞ状態。来週から苦闘が始まる予定。まずデバッグ用のテストスタンド作成からデバッグ用プログラム等を用意するところから始めないといけないので、長期戦になりそう。だが時間はないし... 夏休みは取れなさそうな雰囲気になってきた... 2004-08-02(Mon)■ ジブリの仕事のやりかたほぼ日刊イトイ新聞で連載中の、「ジブリの仕事のやりかた」。ジブリはやはりぶっ飛んでいるので、なかなか一般の仕事に当てはめられる事項がないのだけど、今回の高畑さんの3回目は、「雑用係がめぐまれている」という主題。これは、一般にもそのままあてはまると思う。 働きだして下っ端の間、責任ある役割を担わされるまで、結構人は焦ったり不安になったりするものだ。こんな雑用ばかりやっていて、将来はどうなるのだろうとか思ってしまう。雑用係で暇な人は余計に。 私にもこれまでの間、期間を置いて計2年くらいは仕事がほとんどなかった時がある。会社には来ているのだけど、何もすることがない。しかし、何もすることがないと自分で表明したくない。表明すると雑用が振られるから。だから、うちへうちへとこもる。 しかし、この時間の間にやったことは、自分の好奇心や知識を広め・深めるのに、かなり役立っていると思う。こういう時期があったから、TaskPrizeもK2Editorも生まれたし、その間に設計の仕方というものを学んだ。これは実務で学んだものとはかなり異質で、今自分が設計を切り盛りする立場になったときに、いろんな考え方ができ自分の長所になっていると感じる。 入社したてのころも、ちょっと特殊な事情でかなり暇だったのだが、この時には、学生時代に勉強したことがなかった電気の基礎を勉強し、これも自分のベースになっている。 歯車の中にうまく組み込まれないで、不満・不安に思っている人は、その時をいい機会だと思って、自分を延ばすことを積極的にやっていってもらいたい。その場にいれば、なかなかそういう前向きな考えを持つことは難しいと思うが。いったん歯車に組み込まれてしまうと、自己研鑽を行うのは、そういう時代に比べて、一桁多い努力が必要になる。 ■ 理科は実生活で役に立たない?「役に立たないと思っている子供が5割」 中学までの勉強って、あんまり役に立つ、立たないという打算で勉強しないと思う。子供が何かやる原動力は好奇心・おもしろいと思う心であって、それさえあれば無限の実行力が子供には備わっていると信じる。 「役に立たない」というのは、その勉強がしたくない言い訳であって、もし大人がその風評を流布しているのであれば、好ましくないことだ。子供に言い訳を与えているわけである。「役に立つ・立たない」という視点は捨て、「おもしろく」することを考えるべきではないのだろうか。 しかし、「好き」が7割というのは、私は教育関係の話を読んでいて、久しぶりに明るい気持ちになったよ。理科が好きと感じている子供がこんなにいるなら、日本の将来も捨てたもんじゃないぞ。その気持ちをつみ取ってはいけない。 ただ、よくわからないのだが、これは「ゆとり教育*1」の結果であるとしたら、思いは複雑。内容が簡単になったから好きになったとしたら、ちょっとなぁ... しかし、「好き」であることが重要なのだからと自分自身を諭す。 さて、実際に理科が実生活に役に立つかどうかだが、当然私は役に立つと言い切る。理科が役に立つ仕事につけば当然役に立つわけだが、それ以外でも、例えば通信販売で買い物をするときとか、本を読むときとか、「買ってはいけない*2」を読むときとか、ニュースを見るときとか、自分で真偽判定をしなければならないとき、理科的な・論理的な考え方ができるというのは大きい。「これはくさい」と感じることができるセンスは、理科や数学などを勉強することで養えると思っている。 効果が疑問視されるものが、それなりのおかしな説明で消費者をだましていく場面が多い中で、現代人として、このセンスを養っておきたい。 余談だが、ピップエレキバンは、何ガウスの磁場が磁石から出ていると説明されているが、なぜ効くかは発売元もわからないと表明しているそうだ。こういう発売元の態度は、私は好き。これは消費者をだましていないから。消費者の判断で買ってくれと消費者に判断を仰いでいる態度は潔い。これで売れていれば万々歳なのではないか? 2007-08-02(Thu)■ 首相官邸メールマガジン選挙開け一発目のメールマガジン。
この推定の根拠が述べられないままで、延々と。さすがに苦しいし、そして醜い。 今、首相交代はないのかも知れないけど、説明責任はきちんと果たして欲しい。 正直、この人はもうだめかと思っている。 1965|09|
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