K2さんの雑記
2003-08-12(Tue)[ツッコミを入れる]
2005-08-12(Fri)■ タイミングチャートって何で書くタイムチャートとかタイミングチャートと言うのは、電子回路設計をするときに、定義された信号線が、どういうタイミングで1,0に遷移するかを書き表す図のこと。 デジタルの電子回路設計(特にFPGAで複雑な電子回路を設計する場合)には、もうひたすらタイムチャートを書いて、そのタイミングを実現する回路をVHDLで書いて、シミュレータで検証するという作業の繰り返しになる。 昔から、よいタイムチャートを書くツールはないかと探しているのだが、なかなかこれと言うのがない。使い勝手で紙と鉛筆に勝るものはないのだが、紙と鉛筆だと、なかなか込み入ったタイムチャートは難しい。 私は6〜7年前からはテキストエディタを使っている。テキストエディタで、以下のような線画を描く。
¥マークはバックスラッシュのつもりなのだが、長年書いているうちに、¥マークがバックスラッシュに見えてくるから不思議だ。Xはバス遷移を表す。ステートマシンのステート遷移もXで表す。 テキストで書けば、一部コピー・ペーストも自由自在だし、コメントを入れるのも簡単。今のところこれに勝る使い勝手のツールは見つけられていないのだが、こいつの困ったところは、人に見せるドキュメントとしてはプアーなところ。ごりごり設計して行く分には、自分がわかればよいからこれでよいのだが、設計資料を人に残すとなると、ちょっと問題ありか。だからといってVHDLソースを読んでくださいというのはあまりにあまりだし。 世の中には同じようなことを考える人もいるもので、タイミングチャート清書ツールなんてものをこしらえている人がいる。これはテキストエディタで書いた簡単なタイムチャートを、ポストスクリプトまたはbmpに出力するコマンドラインツールらしい。私が書いているチャートとは若干仕様が違うのでそのままは使えないのだが、私の行く先はこういう方向なのかもしれない。 一方で、エクセルでタイムチャートを書いている人も多いようだ。この世界はあまり人の仕事の仕方に干渉しないのだが、同僚のやっているのをのぞき見ると、エクセルの罫線で書いている人が複数人いる。あの方法は、ちょっとやってみたのだが、今のところテキストフォーマットから乗り換えようとは思わない。そのままドキュメントに使える図になるところはおいしそうなのだが。 本当は、タイミングチャート作成ツールを作ってしまうのがよいのだろうが、これをやろうとすると、また開発期間が1年とかかかってしまいそうで、それにしてはあまり需要のないツールなので、そこまでやることでもないような気がする。 [ツッコミを入れる]
2015-08-12(Wed)■ [無線]CW(モールス信号による交信)いったん初交信のハードルを乗り越えると、どんどん交信は進み、あっという間に30局を超した。無線電話より信号強度が弱くても了解できるので、都会のように雑音が多い状況でも比較的交信は容易だ。 基本的に交信は、呼び出し側と呼びかけ側がある。呼び出し側は、CQ(各局に対する呼びかけ)を出し、呼びかけ側を待つ。呼びかけ側は呼び出しを見つけると、コールサインを認識し、自分のコールサインを送出して呼びかける。お互いのコールサインを交換して交信が始まると、RS(了解度と信号強度)レポートを交換し、最低限の交信が完了する。 呼び出し側になるには、不特定多数の呼びかけ側のコールサインを認識できなければならない。速い局はとても一度ではコールサイン認識は私にはできないので、さすがにまだCQは出せない。 CQを出している局を見つけたら、何度も何度も聞いて、コールサインの認識を行う。そのときに、呼び出し側がどんな交信を望んでいるかも観察する。 コールサインの認識とRSリポートの交換だけしかやっていないのを確認できれば、自分のコールサインを送出して呼びかける。もっと長い交信を望んでいるのなら、速度にもよるが、今の自分の技量ではお相手できないので、パスする。自分のコールサインの送出は、大抵一度で完璧に取ってもらえるので(相手が優秀)、その後RSリポートの交換ができれば交信が成立する。 wpm(毎分の単語数・5倍すれば毎分の文字数になる)で14を切ってくる速度であれば、なんとか紙に全文字を書き下せる。このくらいの速度なら、住所や名前のやりとりを行うような長い交信も可能だが、なかなかそんな速度で呼び出している局はいない。感覚的にはwpmで20以上が多くの局の平均の速度だと思う。かと言って、14以下の速度でCQを出しても、その速度で応答してくれるとは限らないので、やはり呼び出しはできない。呼びかけは基本的に16wpmでやっているが、たまにゆっくりCQを出している局がいるので、そのときは12wpmくらいまで下げて、長文のラバースタンプ交信をやってみたりしている。 たぶん、慣れてくれば、紙に書かなくても、送出されてくる文の意味は認識できるようになってくるのだろう。コールサインや名前・住所など、交信するのに覚えておかなければならないことだけを紙に書けばよく、後は頭の中で認識するようになるのだと思う。 しかし、本当に多くの人が、コールサインとRSリポートの交換しかしない。 呼び出し側はCQの時に運用地の情報を送出してくれることが多いが、呼びかけ側は運用地の情報も出さないことが多い。この交信スタイルなら、相手が速くても私でも交信可能だ。 そんな状況なので、本当のところどのくらいの局が長文のモールス信号をそれなりの速度でやりとりできるのか実は怪しいのかもしれないと思うようになった。 7MHzでは夜明け前は海外も多く聞こえている。今朝はブルガリアの人とつながった。英語の壁がないから(CWは元々英語の略語だから)、オーバーシーも抵抗が比較的無い。無線電話のSSBでもたくさん海外の局が聞こえているが、何を言っているのかさっぱりわからない。たぶん英語を話しているのだと思うのだが、単語をほとんど認識することができない。そもそもSSBは、極端に帯域を絞ってあるので、音質が変質してしまっており、日本語でも慣れないと聞きづらい。英語だとさっぱりである。中国語も多いが、これは元々わからないのでどうしようもない。 今朝のブルガリアの人は、名前を打ってくれたのだが、心の準備ができていなかったので、こちらの名前を打つ余裕がなく交信を打ち切ってしまった。たまたま相手の名前はフルコピー(完全に認識)できたのだが。本当は相手の名前をこちらの送信に織り込みつつ余裕を持って送信できなければならないのだが、その域に達するにはまだまだかかりそうだ。 [ツッコミを入れる]
1965|09|
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