サーキュレーター導入

家電評価

冬の環境対策として、昨冬はパネルヒーターやら加湿器やらを部屋に入れた。

そのおかげでかなり快適になった。エアコンの設定温度は20度にしており、壁に設置してある温度計では20~21度前後になっている。足元にはパネルヒーターもあり、これで温度はOK。

しかしながら、特に在宅勤務をしている午前中に手がかじかむ。寒いのは手だけなので、上着の内側に入れたりパネルヒーターの温かみが感じられる膝上においたりしているが、仕事をしている限りキーボードとマウス操作は必要で、暖まるまではいかない。一度末端が冷えてしまうと、温かみを取り戻すにはかなり暖めないといけないので、そうならないようにしたいのだが。

メインの暖房器具のエアコンは机の真上に配置してある。温風は真下に出るのでもう少し机上が暖まってもよいと思うのだが、たぶん天井付近の空気が暖まってしまえば、エアコンは暖房状態にならないので温風を真下に出すモードにはならず、結果的に机上の空気が冷えてしまうのだと思う。

どうしたらよいものかと頭の片隅で考えながら日々を過ごすうちに、ふとTwitterで以下のツイートを見た。

ほうほうと関連ツイートを調べていると、以下の記事にたどり着いた。

解析してみました「サーキュレーターで暖房効果をアップ! ベストな置き場所は意外なあそこ!?」

エアコン下にサーキュレーターを壁向きに置き、空気を拡散させるのが、熱シミュレーションでは一番効果があることがわかり、実際に実験してみた記事。正直条件や効果判定で確実にその方法に長があるという結果にはなってないなぁと思いながら、面白いことやっているなぁと見ていたが、そういえばこれを使えば机上が暖まるんじゃね?と思いつき、まずは扇風機で試してみた。

部屋にあったくたびれた簡易扇風機を机の下の床に置き、送風してみた。これが意外と効果があり、その日は手がかじかむことがなかった。頭上のエアコンの暖房時間が延びている感じがあり、これはいけると確信を得た。

夏の冷房のためにサーキュレーターを導入しようと思ったことは何度かあったのだが、夏は品薄が続いていて価格も安定せず、導入効果に確信があったわけでもないので、結局購入には至っていなかった。さすがに上の写真の扇風機のままずっとというわけにもいかないので、今回こそは導入することにした。

機種はやっぱりアイリスオーヤマになってしまう。本当にアイリスオーヤマのマーケティングは上手だと思う。DCモータータイプがよいと思うし、動作音を抑えたかったので、少し余裕のあるものと思い、20畳部屋用のPCF-SDS15T-Wを購入した。価格COMで最安値だったGBFT Onlineから購入し、8,867円なり。現在のAmazon価格は10,800円なので2割ほどお安く買えた。

Amazon.co.jp: アイリスオーヤマ サーキュレーター アイ DC silent 静音 上下左右首振り 20畳 サイレントモデル DCモーター PCF-SDS15T-W ホワイト : ホーム&キッチン
Amazon.co.jp: アイリスオーヤマ サーキュレーター アイ DC silent 静音 上下左右首振り 20畳 サイレントモデル DCモーター PCF-SDS15T-W ホワイト : ホーム&キッチン

上下左右に首が振れ、強度調整も8段階。リモコンもついている。大きさも小さいしデザインもかわいい。

動かして最初に驚いたのは、その風の到達距離。これは本当に扇風機とは全く違い、下から4段階くらいの強度では動作音はほとんどしないにも関わらず、3mくらい先でも風を感じることができる。

これ、エアコンに向けて動かした方がよいのでは?と、熱シミュレーションも全く無視の直観で、椅子の後ろの空間から頭上のエアコンを向けて設置、強度下から4段階目で送風してみた。(写真のLEDは下から5段目になっているが、4段目で実験している)

予想を遙かに上回る効果で、午前から机上の空間が非常に暖まるようになった。エアコンの稼働時間が明らかに延びて、ずっと動いている感じがする。午後になると暖かすぎになるくらいで、エアコンの設定温度を2度下げて18度にした。この温度で次の日も運用してみたが午前中も問題なく、壁の温度計も19~20度近辺だが、十分暖かい。

もうこれで条件出しはよいやと考えて、ACタップの延長ケーブルなどを購入し、冬の間はここを常設場所として設置することにした。

部屋の空気を循環させることで部屋全体が暖まる感じになり、部屋の他の場所も明らかに快適になった。エアコンが動いている時間が増えたので、設定温度は下げたが、電気代はもしかしたら高くなるかもしれない。

確実に、導入してよかった。もっと早く導入するべきだったが、サーキュレーターがここまですごいとは正直思っていなかったので仕方なし。

置き場所と向き、動作条件等が最適かどうかは、カットアンドトライをしていないので正直わからないのだが、もうこれで満足しちゃったので当分はこのままで行こうと思う。

コメント

  1. すのこ より:

    すのこです。
    サーキュレーターの効果は絶大です。
    問題は、その風をどう感じるかです。
    風速0.1m/sを超えると不快感が増すと思います。
    そんな関係で、我が家ではサーキュレーターの利用は、浴室の乾燥に利用するだけで、一般室は利用していません。1種換気の流れのみでしのいでいます。(妻が風に敏感なので)
    ポイントは、24時間、最低限の空気流動を行っていること。家や家具等の熱容量は馬鹿にできなく、それらの放射が体感を下げてしまいます。
    昨年の冬は寒かったのですが、ひと夏を経、そして、きっちりと温度管理を行う空調を行うようになってから、かなり安定しました。同じ室内温度でも感じ方が全然違います。
    ま、電気代は最初から無視しているんですがね。

    ほんと、空調というのは難しいです。体感は個人ごとに異なっており、同一空間を最大公約数な条件を探っているのですがなかなか。
    冬は「放射をいかに防ぐか」と、「加湿器使わずに湿度をどのようにして保つか」を追求しておりますが、湿度管理がムズイ。。。

    天井に向かってサーキュレーターを運転するのは理にかなっていますよね。要は、空気流動を起こせばよいので、暖かい空気は天井にありますから、それを強引に風を当てれば当然下がってきて撹拌されるので。仕事部屋なら、エアコンとサーキュレーターのタイマー運転を上手に利用するとよいかもしれません。SwitchBot 便利です(^^;)

  2. K2 K2 より:

    すのこさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    直接風に当たることに関して、私は特に不快感は感じない方ですが、さすがに冬に風に直接あたるのは嫌なので、今回のサーキュレーター設置では直接風を感じることはないようにレイアウトしています。サーキュレーターは遠方まで風が届くのもメリットですが、風を絞れるのもメリットで、私の左後方下から私の左側を抜けて左前方の天井方向に抜けるようにしています。
    部屋の空気が攪拌されている感じはありますが、風を感じるほどではないので、問題はないようです。

    サーキュレーターの風はあまり強くはしていないので、天井にたまった温風を攪拌するというよりは、下にたまった冷気を上方に送っている感じだと思います。これによってエアコンの温度センサーに作用して、エアコンの稼働時間が長くなっているように感じられます。
    エアコンの風量も「自動」にしているので、風量は弱いのですが、ちょうど真下に私がいるので、いい感じに机の上の空気が暖まるようです。
    サーキュレーターの置き場所について、カットアンドトライをしていないので、他のところに置くとどうなるのかの経験がなく、風の流れは完全にはつかめていないのですが、たまたま置いた場所が当たりだったと思ってます。

    左側真横にかなり大きな窓があり、二重窓でもないので、これが冷暖房効率を下げているとは思いますが、なかなか二重窓にするような改修も大がかりで、今のところは難しいです。対策はカーテンを引くくらいでしょうか。加湿器を24時間運転しているので、結露がかなりひどいのですが、これもどうしようもなさそうで、水浸しになるに任せています。

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