アイリスオーヤマの加湿器KSHM-260RA-Wから水漏れ(2023/3追記あり)

家電評価

この記事(2021/1)で導入した、アイリスオーヤマの加湿器KSHM-260RA-W。冬の間、部屋の湿度が45%を切れば運転するようにしていて、ほぼ毎日20時間弱くらい使っている。

ところが、2年経った3シーズン目に、下部から水漏れするようになった。

12月くらいから下面の写真のヒーター下部の空気抜きに水が見えるようになり、また水を捨てるときに、内部に水が残っているような音がしていたが、とうとう普通に床にお漏らしするようになってしまった。

下面を分解してみた。構造は非常に簡単である。

下部カバーの4つのプラスねじをはずす。すると下部のカバーが外れる。

ヒータ固定部の4つのネジをはずすと、ヒーターASSYが外れる。

ヒーターの基台部はシリコンゴムでできていて、本体側のプラスチック部にはめ込まれるようになっているが、たぶんこの隙間から水が漏れているのだろう。

ヒーターの表面は塗装がはがれ結構ぼろぼろになっている。

水漏れをなんとかするべく、接合部にシリコンスプレーを添加して組み立て直してみたが、水漏れはそのままだった。

さて、ここで加湿器の買い換えも考えて、購入候補機種を検討してみた。前回の記事で書いたが、スチーム加湿方式で絞ると、売れ筋はほとんどが象印マホービン型で、象印以外もこの方式のものを出しているし、SNSでも定期的にこれがよい!という記事が流れてくる。しかし、中に入れる湯全体を沸騰させ続ける方式のため、構造上消費電力は検討に値しないのでは? 1KW程度。手入れが簡単らしいが、クエン酸洗浄は必要とあり、そんなに違うのだろうか。

ちなみに、今使っているものは、前回記事では毎日水洗いをすることにしていたが、もっと手を抜いて、毎朝本体に残った水を捨ててるだけにしている。これに2週間ごとにクエン酸液(16g/300mlの水に溶かす)を入れて1時間運転すればアルカリ塩は除去でき、これだけでメンテナンスは事足りる。最低これだけのメンテナンスは欠かせないが、全く苦痛ではない。

さて、消費電力が比較的小さい購入候補としては、三菱重工のroomist SHE35VD-Wを検討した。最大250Wで許容範囲内。値段は1万円弱くらいで他の製品と比べても普通。しかし、(1)本体が大きい(高さ245×幅220×奥行267mm)、(2)構造が複雑で、蒸発布とイオンフィルターを定期的に交換しなければならない という点がひっかかり、購入する決意が持てなかった。

アイリスオーヤマの加湿器KSHM-260RA-Wは4000円弱で買えるので、これをもう一台買おうかとも思ったが、2年しか保たないならちょっと躊躇する。で、やっぱりもう少し修理を粘ってみることにした。

困ったときのセメダインスーパーX。

これを、水漏れ部に塗って貼り付けることにした。

写真の赤色付け部にスーパーXを少し厚めに塗り、5分放置し粘り気を出してから、再組み立てを行った。硬化には24~48時間かかるので、丸一日置いてから水を注入してみた。

この結果、無事水漏れはなくなった。

もう分解はできなくなったし、ヒーターの表面が結構荒れていたこともあって、最大でも5年くらいしか使えないだろうなと予想しているが、年の半分くらいは毎日使うわけだし、十分元は取れると思う。

2023/3/5 追記:

結局、再度水漏れに見舞われ、新たに同型のSHM-260R1をもう一台購入しました。2021年製でAmazonで2,300円程度。メンテナンスをこまめにしても寿命は2年程度だったということになります。

自分の判断としては、現状の市場にある商品を見ると、商品がある限り、この製品を買い換えていった方がよいと結論しましたが、無くなったらどうしようとは思っています。

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