自宅はマンションのため、収納が絶対的に足りない。今使っている仕事場件寝室は、ベッドの横の壁はまるまる空いているが、家具を置くスペースが全くない。その空いている壁がもったいないなとずっと思っていて、棚をなんとかつけられないかといろいろ調べてみた。
セシールに壁面ラックという製品があり、これはなかなかよさそう。

はじめ棚をDIYするつもりはあまりなかったのだが、いろいろググっているうちに、以下のページを見つけた。

2×4(ツーバイフォー)という規格の圧縮木材があるらしく、それを使って壁面棚を自作できそう。これだと、サイズもぴったりにできるし、いけるのではないかと。2×4を使って部屋に柱を立てるための部品を作っているメーカーもある。
さて、ベッドの横の壁に柱を立てようとすると、ベッドと壁の間に5cmほどの隙間が必要になるのだが、ぎりぎり壁際にくっつけてベッドを置いていたので、まずベッドをずらす必要があった。
そのため、2週間にわたってその作業を進めてきた。


これでベッドの横に隙間ができた。
2×4関連の部材は、カット等もしてくれるIPC DIYLabというところへ発注することにした。
棚板のサイズが幅900mmか600mmだったので、900mmの棚を横に2つ並べることにした。部品は以下の通り。
品名 | 個数 | 単価 | 合計価格 |
ダブルチャンネルサポート182 | 1 | 2,400 | 2,400 |
チャンネルサポート棚柱182 | 2 | 1,900 | 3,800 |
チャンネルサポート・棚受け 奥行30センチ | 8 | 1,300 | 10,400 |
LABRICO X BRIWAX塗装済 ツーバイ材 セット【240センチ】 | 3 | 3,900 | 11,700 |
パイン集成材 厚み18mm幅900mm奥行350mm | 8 | 1,740 | 13,920 |
合計(税抜き) | 42,220 | ||
合計(税込み) | 46,442 |
結構かかるよね。経験上、DIYすると安く付くことはあまりないような気がする。木材カット代は無料、送料は980円。なお、安いところを探したわけではないので、もっと安くで購入できる方法もあるかもしれない。
土曜日に発注したら、木曜日発送、金曜日には着荷した。土曜の午前中から作業開始。
柱にチャンネルサポートを取り付ける
これが2×4の2300mm柱。天井までの高さが2395mmだった。ラブリコのアジャスターを使う場合は、天井高さ-95mmの柱を使うので、2400mmの柱を2300mmにカットしてもらった。
横にあるのが、1800mmのチャンネルサポート棚柱。シングル2本とダブルを1本。これを柱に30mmの木ネジで取り付ける。本数が多いので、結構面倒。本当は棚板が水平になるように、取り付け位置を現物合わせをする必要があるが、多少は傾いてもよいと考えて、2×4柱の端から100mm下に取り付けることにした。チャンネルサポート棚柱の上下がよくわからないが、2個の近いネジ穴がある方を上にした。
位置を測って印をつけたら、その上にチャンネルサポートを置き、手持ちの3.2Φのドリルで軽く穴を開ける。その後30mmの木ネジで取り付ける。ガイド穴は開けた方が断然作業が楽。ちなみに工具は電動ドライバー。小型だが割とトルクがあり非常に重宝している。
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アヤハディオで買った時は3000円くらいだったと記憶しているが、現時点のAmazonの値段はちょっと記憶より高い。
電動ドライバーがないと、たぶんこの作業は泣けてしまうと思う。不可能ではないと思うが、一家に一本は電動ドライバーを置くべきと思う。
なお、写真では柱の真ん中にチャンネルサポートを取り付けているが、後でこれでは部屋の幅に収まらないことがわかり、もっと端に寄せるように取り付け直している。
ラブリコのアジャスターはこれを使う。
これを柱の上下に取り付けて、天井側でつっぱる。
ハンドルを右から左に回すと突っ張ることができる。床面が絨毯だと本当は施工無理となっているが、薄手の絨毯なら大丈夫だと思う。ただし施工後は、時々緩んでいないか確かめて、ハンドル増し締めをするべきだろう。
垂直出しはiPhoneの水準器というアプリで行った。
この柱を三本立てる。間隔はまずは900mmをメジャーで測って仮置き。後で棚板を作って、現物合わせの調整が必要になる。この調整が結構微妙である。
棚板の製作
棚板は、塗装済みのものが高かったので、18mm厚のパイン材のむき出しのものを使った。チャンネルサポートは300mmのもの、板は奥行きを350mmとした。長さは前述の通り900mm。
棚板用チャンネルサポートを両側に取り付ける。どのくらいの位置につけるかは、一度チャンネルサポートを柱に取り付けてみて、現物合わせしてみるのがよいと思う。特に真ん中のダブルチャンネルサポート棚柱に取り付く部分は、左右の棚板を同じ高さに取り付けても干渉しないよう、チャンネルサポートを板の端ギリギリに取り付ける必要がある。
柱の間隔の調整
棚板を作ったら、柱に取り付けてみる。柱の位置が5mmもずれていたら取り付かないので、柱の位置を調整する。
左右どちらにも棚板が取り付くようにした方が、後々便利だと思うので、きっちり両側とも根気よく調整する。途中で嫌になってくるが、ここが大事と自分に言い聞かせて作業。
なお、写真では、両側のチャンネルサポート棚柱の位置が、2×4の柱の真ん中ではなくなっていることがわかるだろう。壁の幅が想定よりなくて、柱を真ん中に寄せないと取り付かないことがわかったので、作業をやり直している。
棚板の量産と取り付け
この後棚板を量産する。今回は八枚製作。この作業も嫌になってくるので、休み休み気長にやる。取り付け位置は特にメジャーなどは使わず、目視と触覚でやったが、1~2mm程度ずれていてもなんとかなるようだ。
全部完成したら、柱に取り付けて完成。
その後、梱包材等を片付けて、掃除機をかけて終了。総作業時間は4時間ほど。
後記
部屋の中はハウスダストが舞っていることだろう。一週前にベッドを動かす作業をした時には、アレルギー性鼻炎で3日ほど大変なことになったので、今回はマスクをつけて作業した。これを書いているのは作業日の夜だが、ここまでアレルギー性鼻炎の発症はない。問題は明日の朝だな。
2週間越しの作業だったが、これですべて完了。棚をどう使うかは今後ゆっくり考えよう。
追記
本論関係ないが、作業中及びその後にマスクをつけていたのはすごく効果あり。寝るときまでつけていたが、寝ている最中に外していた模様。それでも今回はアレルギー性鼻炎の発症なしだった。今後掃除やDIYをするときにはマスク必須だな。
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