以前からどうもネットワークの調子が悪い。
- 特にWifiでインターネット接続が安定しない
- ファイルサーバーへのアクセスが遅く安定しない(10MB/secで頭打ちし転送が途切れる)
- YouTubeで動画視聴中にぐるぐる状態が多い
- ファイルサーバーへ巨大なファイルを送ると、YouTubeの動画視聴がぐるぐる状態になる(ような気がする)
いろいろ原因を探っているのだが、なかなか特定することができない。2つめについては、だいたい10MB/secくらいの速度は出るのだが、巨大なファイルのコピーをしていると、ネットワーク転送が結構長い間止まっている時間があって、明らかにおかしい。ディスクがかなり古いハードウェアRAIDなので、それの問題かと思っていた。また、ファイルサーバーのLAN接続が100Mになっていることを確認していた。これについてはファイルサーバーがつながっているHUBが100BaseT用だからだと思っていた。4つめについては、3つめとは現象が違うように感じていて、どうもローカルネットワークの障害でYouTube動画がぐるぐるしているのではないかという感じがしている。
我が家のネットワークは、Wifiルーターが2段になっていて、結構ネットワークケーブルも複雑に配線してある。また、2005年くらいに基礎配線をしているので、ケーブルはCAT5を使っている。整理がてら、配線図を書いてみた。
家のPCではエクセルしか使えないので、エクセルで書いた図。
インターネット接続はマンションタイプのフレッツ光ネクストで、NTT PCコミュニケーションズによって設置されたホームゲートウェイRT-500MIがある。ここからバッファローのWifiルータを2段かませて、プライベートセグメントは全部で3段ある(192.168.24.*/192.168.1.*/192.168.2.*)。
2つのWifiルータをつなぐワイヤーは廊下の壁を這わせてあるが、目測で30mくらい。一段目のWifiルータからHUBを介してファイルサーバーに接続している。2段目のWifiルータまでの配線が全部CAT5ケーブルになっており、2段目のWifiルータ以降は最近の配線で、CAT5eの自作ケーブルで接続している。
インターネットで調べると、ケーブルがCAT5では速度が出ず、CAT5eや6、7に変えると速くなったというレポートが結構上がっている。うちでは1000BaseTが標準になったのがつい最近のことで、通信はできていたのでCAT5のまま放っておいた。今回は問題になる可能性がある点を潰していこうという取り組みなので、今回、長いCAT5ケーブルをCAT5eに置き換えることにした。具体的には以下の赤線の部分。
結構大変な作業で、朝7時頃から始めて、結局11時半頃までかかってしまった。HUBからファイルサーバーへのケーブルは短いのだが交換した。事情は以下の通り。
ファイルサーバーへのアクセスが遅い件について、今回100BaseTだと思っていたHUBの型番を調べてみたら、なんと1000BaseT対応HUBだった。今回、本当はHUBは1000BaseTのものを調達して、一緒に変えようと思っていたのだが、Amazonプライムデーが次の月曜日だという関係で、購入を思いとどまっていた。もうちょっとでいらない買い物をしてしまうところだった。
ということは、ファイルサーバーPCが100Mで接続しているのはおかしい。そのため、短いケーブルだが、HUBからファイルサーバーのケーブルも作り直した。これがドンピシャで、ケーブル交換後、ファイルサーバーのネットワーク接続が1000Mになった。
元のケーブルはこれ。
そういう目で見ると、いかにもという気もしてくるが、一応ケーブル刻印は「UTP CATEGORY5 2P」となっている。
交換後はファイルサーバーへのファイル転送は安定して一定の速度でネットワーク転送されるようになった。転送が途切れることもなくなった。タスクマネージャーで見ていると、ディスクは100%を記録しており、転送速度は安定して15MB/secくらいになった。これ以上はハードウェアRAID装置を更新しないと無理だろう。問題の2点目「ファイルサーバーへのアクセスが遅く安定しない(10MB/secで頭打ちし転送が途切れる)」は解決した。
問題の1点目「特にWifiでインターネット接続が安定しない」は、iPhoneの接続状態を観察してみたが、やはりWifiはつながっているが、インターネット通信が切れる現象を観測したので、これについてはよくなっていなさそう。
問題の4点目「ファイルサーバーへ巨大なファイルを送ると、YouTube等の動画がぐるぐる状態になる(ような気がする)」について、問題が軽減されたような気がする。完全に解決したわけではなく、やはり頻度は下がったが問題は発生するようだ。原因を特定するために、ネットワーク図を睨みながら、なぜ改善するのかをいろいろ考えてみたのだが、原因が思いつかない。ポリシーエディタでアウトバウンドの転送量を制限してみたりしたのだが、状況はかえって悪化する。もう少し検討の余地ありと思う。
問題の3点目「YouTubeで動画視聴中にぐるぐる状態が多い」もなぜかよくなっているような気もするのだが、時間帯もあると思うので、これも様子見としよう。
本件は継続調査事項となっている。
コメント
sunokoです。おじゃまします。
37Z8000 まだ視聴できるのですね。うらやましい。我が家の37Z8000は引越し直前に寿命。。。
さて、通信速度が不安定な場合、LANケーブルの交換は基本ですが、はやりHUBの交換もお勧めします。または、空いているボートがあれば、そこに挿しかえてみるのも手です。社内の環境(現場)で何度か経験あります。
といいながら、我が家も引っ越し後にHUBのポートが不足してしまい、古いHUB(20年選手)でしのいでいるのですが。私もLAN系統図、残しておかないとなぁ。
sunokoさん、コメントありがとうございます。
今のところ経路的にはHUBは白だと思っているのですが、ちょっと迷宮入りです。
どうも、ローカルのネットワークは問題なくて、一つはインターネット接続の問題、一つはサーバーのHDD RAIDの問題かなと思っています。HDD RAIDは、もうスピードが遅すぎるので、次のHDD入替の際には更新が必要だなと思っていますが、3~5年後ですね。
LANの系統図は一度書いておきたかったのでよいタイミングでした。
しかし、あんな短いLANケーブルが問題だったというのはちょっと予想していなくてびっくりでした。苦労した割には、しょぼい原因で拍子抜け。
テレビは全然余裕で動いてますよ。HDDレコーダもREGZAにつないだUSB HDDのみです。外付けのHDDレコーダは壊れてしまったので、もうTV本体のみです。