[本]1 on 1 ミーティング――「対話の質」が組織の強さを決める

感想

本間浩輔氏に職場でオンライン講演会をしていただき、1on1ミーティングについて2時間ほどいろいろ聞かせていただいた。そのつながりで本書を読んだ。

1on1ミーティングという言葉をそれまで知らなかったのだが、Yahooで採用して有名になった、部下とのコミュニケーション手法。広く知られていて、企業がトップダウンでこのシステムを入れる例が多くなっているということだ。

2000年頃からの企業の従業員に対する、目標管理による格付け制度により、目標管理制度のためのミーティングを部下と行うことを年に数回行うことが、多くの企業で行われている。管理職にはそのための面談のための研修などが多く行われ、それなりにコミュニケーション術は学んでいる。

1on1は、この目標管理のためのミーティングとは全く異なり、部下との信頼関係を結び、部下の経験学習を促進させ、部下のモチベーションを高め、ひいてはイノベーションを起きやすくする社風を構築するための手法であるとされている。

本間浩輔氏による講演会に大きな刺激を受け、部下に対して1on1ミーティングをしてみたいと強く思い、準備として本書を読んだ。

この本は属にオレンジ本と言われており、青い本の続編と位置づけられている。

青い本では、1on1を行うためには部下との信頼関係がある程度できていないといけないということだったらしいが、オレンジ本では、部下との信頼関係を結ぶために1on1が有用であると考え方が進んだそうだ。

本間氏は1on1はスキルであると言い切り、かえって口下手の上司の方がうまく行くと言っている。基本は傾聴。沈黙はゴールデンタイム。沈黙の間に部下の頭はフル回転し、過去の振り返りが行われ、そこから教訓が生まれる。経験学習を構成する「経験→内省→教訓→教訓の実際への適用」というループを促進してあげることが1on1の大きな目的の一つになっている。

社員全員がこの経験学習をすごい早さで回せば、企業全体が強くなると言うのが、1on1のトップダウン導入の究極の目的である。

さて、うちの職場ではトップダウン導入される話は今のところないが、これは各部署のコミュニケーションの向上やチーム総合力の強化に役立つように思える。実験的に来週からうちのチームでもやってみようと思っている。

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