[映画]硫黄島からの手紙

感想
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2006年に公開された「硫黄島からの手紙」を観た。

クリント・イーストウッドが監督をした作品で、当初は日本人監督を起用する予定だったが、先に公開されている「父親たちの星条旗」を撮っている際に自分で監督をすることを決めたという。全編日本語で語られるアメリカ映画ということだが、アメリカでも好評だったとのことで、アカデミー賞の作品賞にノミネートされ、音響編集賞を受賞した。

リアリティの高い作品であり、2時間半の間、苦しみながらも興味深く観ることができた。硫黄島抗戦で日本軍を率いた栗林忠道陸軍大将の手紙をまとめた手記に基づいたストーリーになっている。また、日本映画として観ても違和感のない映画になっている。

1945年2月19日アメリカ海兵隊は硫黄島を強襲する。米軍はここを前線基地として本土爆撃を開始する目的がある。それを阻止するための硫黄島防衛にあたる帝国陸軍小笠原兵団。同3月26日日本軍の総攻撃による玉砕で幕を閉じる。

途中、栗林大将の回想の中で、アメリカ滞在中の栗林が晩餐会の途中、「もしアメリカと日本が戦うならどうする」とアメリカ将校から聞かれるが、ためらった後「もしそうなったら国のために勤めを果たす」「信念に従う」と答える。その信念は自分の信念か、それとも国の信念かを問われ、栗林は両者は同じだと答える。アメリカ軍の将校は「真の軍人の言葉だ」と返す。この部分だが、当時のアメリカ人はこの部分では葛藤があったのだと思う。ところが、疑いなく同じだと答えるしかないことが当時の日本の空気だったのだろう。

硫黄島戦闘の場面でも、無謀な戦いの中で、自分なら投降することを考えるのではと自問しながら常に観ていた。映画の中でも同様のシーンが出てくるが、悲惨な結末に終わる。同じ方向を向かなければいけないという強烈な力が働いている社会では、死を賭してでもそれにあらがえない流れみたいなものができていたのだろう。日本民族だからそれが強いのか。新型コロナウイルスの一連のニュースを見ながら思いをはせる。

しかしながら、逆らえない流れの中で、いろいろな思いを抱えながら亡くなっていったものたち。一年に一度は黙祷・合掌をして弔うべきだと思った。

なお、基本的にはハリウッド映画なので、理解はしやすい。観た後は、いろいろなことを思うが、戦争は二度と起きないようにしたいと強く思う。一度は観ておいた方がよい映画だと思った。

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