世界史を学ぶ

世界史

学生時代は歴史が嫌いで、特に世界史はだめ。暗記物が嫌いだったのと、特にカタカナは頭に残らなくて苦痛でならなかった。それでも最低限やらないといけない科目とその範囲は勉強しているので、中途半端に知識は残っている。

ただそれだと歴史の流れは頭に入っておらず、他の分野のいろんなことを知ろうとする時に、バックグラウンドがわかっていればもっと深く物事を見つめられるだろうなとその時々に思っていた。

そのため、事あるごとに世界史はいつか勉強しなきゃならんと自分に言い聞かせてきたものの、ここまでやれずじまいだった。取り組もうと画策したことはある。例えば、写真の一番上にある「市民のための世界史」は大阪大学で世界史を教えるために作られた教科書とのことだが、これは何度か通読している。ところが、あまり頭に入っていない。歴史だけでなく周辺の話がちりばめられていて話は面白いのだが、知識的な絶対量ではかなり中抜きされていて、それに無理があって流れがよくわからない部分が多いような気がしている。

さて、そんな流れの中で、ある世界史勉強法のツイートがきっかけで思い立って定評のある山川出版社の詳説世界史Bの教科書を取り寄せた。一緒に図録と用語集も。ちょうど四連休でコロナのこともあり、時間だけはたくさんある。まず一章を読んでみた。

オリエント文明からギリシャ文明、ローマ帝国に至る紀元くらいまでが中心の章。さすが山川の教科書、ほとんど寄り道せず歴史の流れがわかるように直球の教科書。やっぱりカタカナの名前がガンガン出てくるし、聞いたことがない人名や地名、国名も多い。図録は非常に役に立つ。教科書にある図も非常に有用だが、やはり図録の豊富な地図や年表は理解を助けるには必須。また用語集も役に立つ。ちょっと本論とは違うかもしれないが、教科書を読んでいると、日本語の文法が取りにくい記述が出てくる。用語集を調べると別の記述方法で書かれているので、多面的に物事を見ることができて、誤解も少なくなる。

しかし、やはり覚えるのは難しい。カタカナは頭の中に残らない。1分前の記憶が再生できない。このジレンマはやはり昔から同じで、解決方法は数十年たっても編み出せていない。数日にかけて繰り返し学ぶしか手がないので、学習の効率は上げられない。暗記はつくづく大変で苦手意識がある。これを克服している人は頭の構造が違うのだろうか。

この世界史の教科書は、高校生が1~2年くらいかけて攻略するものだろうから、私もやり抜くには同じくらい時間がかかるのだろうか。そうするときっと挫折するから、やり方は適宜考えていかないといけないだろうな。今は面白いので続いているが、さてどうなることか。

詳説世界史B 改訂版

世界史用語集 改訂版

山川 詳説世界史図録 第3版

(この文章は旧雑記の2020/7/26の記事です)

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