昨日、長年使ったAH-D5000が逝ってしまった。

長く使っていてかなりへたっていたこともあって、買い換えは実は前から検討していて、オーディオテクニカのATH-M50xがモニターヘッドホンとしてかなりよいとのことだったので、もう今回は試聴もしないで購入。
昔は、オーディオ製品は必ずお店で性能や使い勝手を確かめて購入していた。ヘッドホンに関しては、AH-D5000も、その前のHD580も、しっかりお店まで聴きに行って音を確認してから購入した。しかし、ネットショッピングがお手軽になってからは、購入前に実機を確認する機会はめっきり減ってしまった。
まぁ経験を重ねると、大体周りの人がどういう事を言っているかを観察すれば、概ねの性能や使い勝手はわかるので、結局ネットでレビューを調べていきなり購入になってしまうし、まずそれではずさない。
今回も、ヘッドホンとしては低域から高域までフラットな特性を持っているヘッドホンなら間違いはないだろうということでAmazonで購入。次の日には届くのもよい。
梱包箱は日本製らしく非常にきれい。箱だけで1000円くらいかかってるよ。標準付属品の写真など、どこぞの高級カタログかというほどの懲りよう。本当にいらないと思う。この辺のコストは削減してくれても全然かまわない。
密閉型の割と小ぶりな外観。ケーブルは、通常の3.5mmのコネクタで結線するようで、耐久性もありそうで好感が持てる。
ただし、付属のケーブルの品質は今一で、これは交換したくなる。
一度ついた曲がり癖は二度と取れそうにないケーブルである。気にしなければよいのだが、見たり触ったりすると気になってしまう。このクラスのヘッドホンなら、全部布ケーブルにしてくれないだろうか。
ケーブルは、3m/1.2mストレートと1.2mカールコードが付属している。またキャリングケースまで付属している。
持ち歩く際にはキャリングケースと1.2mストレートケーブルは役に立ちそうだけど、私は部屋使いなので、3mケーブルのみで後は必要ない。正直、この辺もコスト削減してもらって、安くするか別のところにお金をかけて欲しい。
さて、装着感は、少し側頭圧がきつい気がするが、ヘッドホン自身は軽い。クローズドなので仕方がないが、密着部は合成皮革で、暑いときはかなり蒸れそう。ただし装着してしまえば音漏れはほとんど気にならない。側圧については、変形させて軽減できるか試してみたが、簡単ではなさそう。痛めるのは嫌なので、当分はこのままで行こうと思う。
音域はフラットで音の解像度もよい。高音が耳につくこともなく、自然な音色で聴き疲れはしなさそうだ。低域も十分出ていて、バスドラの空気感も感じられる。しかし出し過ぎと言うことはなく、全域フラットな感じである。
10年は使いたいので、耐久性に問題ないようにと祈る。
コメント