お気楽2完成に寄せて(1998/6/4)

 私がWithNIFTYのVer.2の最初のバージョンを開発していた頃、ある1通のメールが届きました。その当時、私はWithNIFTYを軸として、いろんなツールが開発されていくような環境を自分の周りに作っていきたいと思っていたので、できるだけWithNIFTYの外部プログラムとの連携はオープンにしようとしていました。
 そのメールで彼は、超高速ブラウザを作りたいと述べていました。
 彼は、まだプログラミングの経験はなかったし、そこに述べられていたアイデアは私も考えていたことのうちの一つでした。ただ、まだ経験のない彼からそういうアイデアが生まれたことに私は驚いたし、また自分のやりたいことにわくわくしている姿に、私自身を写した鏡を見る思いでした。

 WithNIFTYの開発は、彼の作るブラウザを一つの軸にして発展していきました。非常に特徴的である「自動観覧機能」は、そのブラウザがあってこその機能になっていきました。

 彼の最初のバージョンのブラウザは、Windows上で走るNIFTYログブラウザの中では高速な方でしたが、誰もが目をみはるような高速性はまだ持っていませんでした。

 その後、地道な研究とバージョンアップを続け、とうとう圧倒的に他を寄せ付けない超高速ブラウザを完成させました。技術的にはかなり高いレベルにあると考えていいと思います。

 私は、彼の地道な努力と、自分の行ったことすばらしいことを声高に主張しない謙虚な態度に賛辞を贈りつつ、「おめでとう」と言いたいです。
 今後も楽しいアイデアと高度な技術に支えられたアプリケーションを開発していって欲しいと願わずにはいられません。

 すべては、あの1通のメールからはじまったのでした。